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夏なのにカサカサ肌? “かくれ乾燥肌”のセルフ診断とケア方法


#インナードライ#かくれ乾燥肌#乾燥#漢方

「夏になると肌のベタつきやテカリが気になる」と皮脂のケアを頑張っているそこのあなた!
でも、その肌のオイリー感は、もしかしたら「かくれ乾燥肌」が原因かもしれません。
皮脂を取り除くケアばかりしていると、ベタベタやテカリが悪化してしまうかも……。

今回は、薬剤師の中田早苗先生に「かくれ乾燥肌」のセルフチェックの仕方やケア方法を紹介してもらったので、夏の肌のオイリー感が気になる人はぜひ読んでみて!

夏に多い“かくれ乾燥肌”とは? その原因は?

「かくれ乾燥肌」とは、肌の内側は乾燥しているのに表面は皮脂によってベタついているため、潤っていると勘違いしやすい肌のことです。インナードライ肌といわれることも多いですね。

実は、夏は肌を乾燥させる原因がいくつもあるのを知っていますか?
たとえば、夏に欠かせないエアコンは、室内の湿度を低下させて肌の水分を蒸発させます。
夏にもっとも強くなる紫外線は、肌のバリア機能を壊して水分をキープする働きを低下させてしまいます。

皮脂は肌を乾燥から守る役割をもっているので、肌が乾燥すると分泌量が増える傾向にあります。
そのため、ベタつきやテカリ対策として皮脂を落としすぎてしまうと、「乾燥を防ぐための皮脂がなくなったから、さらに増やさなければ!」と、肌の内側は乾燥でカサカサ、表面は皮脂でベタベタのかくれ乾燥肌になってしまうのです。

かくれ乾燥肌のセルフチェック方法

「私の顔のベタつきやテカリは、もしかしてかくれ乾燥肌が原因なの?」と気になった人はセルフチェックをしてみましょう!

まずは、以下のリストで皮脂の分泌が多いかをチェックします。
● 肌を触るとベタついている
● 肌のテカリが目立つ
● 化粧崩れしやすい
● 毛穴が開いている
● 角栓がつまっている
● ニキビができやすい

次は、肌が乾燥しているかのチェックリストです。
● 洗顔後に肌がつっぱる
● 目元や口元が乾燥している
● 肌を触るとゴワつきを感じる
● 肌のキメが粗い
● 皮むけすることがある

この2つのリストのどちらにも当てはまる項目がある場合、かくれ乾燥肌の可能性が高いといえます。
皮脂ケアを重点的にしていた人は、かくれ乾燥肌向けのケアに切り替えましょう!

夏こそ保湿! かくれ乾燥肌ケアのメソッド

ここからは、夏のかくれ乾燥肌のセルフケア方法を4つ紹介します!

スキンケアは保湿を意識する
かくれ乾燥肌のスキンケアは、保湿がもっとも重要です。
しかし、「夏はスキンケアのベタベタもイヤ……」と思っている人も多いのではないでしょうか。
そんなときは、ジェルクリームのようなサラっとしたテクスチャーやベタつきの少ないものを選ぶのがオススメ!
ヒアルロン酸やセラミドなど保湿力の高い成分が配合されたアイテムなら、テクスチャーが軽くてもしっかり保湿できるでしょう。

エアコンや紫外線の対策は万全に
前述のとおり、エアコンによる乾燥や紫外線ダメージはかくれ乾燥肌に関係しています。
エアコンを使うときは、濡れタオルや加湿器を使って湿度40〜60%ほどをキープしましょう。

また、体内の水分量が減ると肌の水分も減ってしまいます。こまめな水分補給も忘れないように!

もちろん日中の紫外線対策も欠かせません。
買い物や散歩などの近場の外出でも、日焼け止めクリームを塗ったり、UVカット機能のある布マスクや帽子、日傘などを活用したりして、しっかり紫外線をガードしましょう!

インナーケアを行う
かくれ乾燥肌にはインナーケアも大切です。潤った健康な肌をつくるのに必要なたんぱく質とビタミンB群を積極的に摂りましょう。
また、紫外線ダメージから肌を守る抗酸化作用のある栄養素も効果的!
ピーマンやかぼちゃ、なす、トマトなどの夏野菜は、抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンE、ファイトケミカル(リコピンやベータカロテンなど)が多く含まれています。
ぜひ旬のおいしい時期にたくさん食べて、かくれ乾燥肌ケアに役立ててくださいね!

なお、腸内環境も肌の水分保持量に関係するといわれています。発酵食品や食物繊維が豊富な食べ物もいっしょに食べるとよりGOODです。

漢方薬で体の内側からケアする
すぐに食生活の改善が難しい人は、毎日飲むだけでインナーケアできる漢方薬もオススメ。

かくれ乾燥肌には、下記のような働きのある生薬を含む漢方薬を選びます。
● 肌の新陳代謝をよくして紫外線によるダメージを回復する
● 血行をよくして肌に栄養を届け、肌の代謝をアップさせる
● 水分の循環をよくして肌に潤いを与える

漢方薬の目的は、根本的な体質改善。肌の乾燥に悩まない体質を目指す場合は、漢方薬もぜひ検討してみてくださいね。

かくれ乾燥肌にオススメの漢方薬を2種類ご紹介します。
・当帰飲子(とうきいんし)
肌に栄養と潤いを与え、肌の乾燥やかゆみ、湿疹に用いられます。体が冷えやすい人に向いています。

・四物湯(しもつとう)
栄養を補って皮膚に届けることで、肌の乾燥のほか、シミやしもやけにも使われます。肌がカサカサして色ツヤの悪い人に向いています。

漢方薬は、自分に合うものを選ぶことがとても重要です。合わない場合は十分な効果が得られないだけでなく、思わぬ副作用が起こる可能性があります。
最近では、手軽に漢方薬を始められる「あんしん漢方」のようなオンラインでのAI漢方サービスが注目を集めています。
薬剤師がAIを活用し個人にぴったりの漢方を見極め、手頃な価格で自宅に郵送してくれる便利なサービスです。

あんしん漢方>

かくれ乾燥肌をケアして夏も美肌をキープ!

かくれ乾燥肌をケアするには、保湿がとても大切!
保湿力の高いスキンケアや乾燥対策、インナーケアで肌を潤わせましょう。
また、かくれ乾燥肌には、体質改善を目指せる漢方薬を飲むのもオススメです。
ただし、漢方薬は体質に合わないと効果があらわれないこともあります。始めるときは、漢方に詳しい医師や薬剤師に相談してくださいね。

<この記事の監修者>

あんしん漢方 薬剤師
中田 早苗(なかだ さなえ)

デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。

症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

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