Ginaがスタートした2011年から12年間、変わらず提案してきたカッコイイ女性像。それを体現し続けてくれたモデルたちは、時代の変化を受けながらも、自分のスタイルを貫く芯の強さがあります。彼女たちが揃って口にしたのは「自分の好きなこと、やりたいことに真っすぐに。そしてそれを精一杯楽しむこと」。今回はGina創刊号から皆勤賞のミューズ的存在・大屋夏南さんをピックアップ!
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たった一度きりの人生を好きなように好きに楽しむ
──夏南ちゃんはずっとブレない“自分らしいスタイル”があって、それを発信し続けていますが、そのスタイルを見つけるためには?
「“自分らしさ”というタイトルがついてしまうとややこしくなってしまうから、あまり難しく考え過ぎずに自分の好きなことや、自分の信じているものを取り入れたライフスタイルを送ること。そうすれば時間とともに自然と形になっていくと思うので急がなくてもいいのかなと。
あとは何でもやってみること。自分らしさって好きなものが軸だと思うんです。でも好きなものが分からなければそこにたどりつけない。だからこそたくさんトライしてみること。3個やるよりも10個やる方がその確率は上がるわけで、何でもやってみる! その中で自分らしいか、らしくないかというよりも、好きとか楽しいとか、ワクワクする、気分が上がるとか……もっと直観的に、自分の心の声を大事にしてあげるといいのかなと思います」
──Gina読者でもある30歳はいろいろなターニングポイントの年でもあると思いますが、一歩踏み出す勇気が出ない人へのアドバイスはありますか?
「私がいつも思っているのは、人生一回だよってこと! その考えが常に根底にあるので、何か迷ってもそれに背中を押されます。失敗する怖さよりも『やっておけばよかった』と後悔する怖さの方が私は嫌です。あとは自分の人生なんだから好きなように生きたらいい、これは本当にそう思います。人にどう思われるかみたいなことを考えて怖くなっちゃうこともあると思うんですけど、自分の人生だし、きっと思っているより人生って短いはず。だから最初に話していたように私がいろいろと挑戦しているのはそういった想いからで、常に今を目一杯生きたいなと思っています」
──最後に改めて、Gina読者に伝えたいことはありますか?
「“カッコイイ”という路線を貫くという部分では、Ginaは特殊な雑誌ではあったと思うんですが、そこにずっと出せてもらっていたのは、自分がこれまでやってきたこと……好きなものに対して真摯であることや、それに対しての様々な決断などが認めてもらえたというか、これで良かったんだなと思えたような気がして。だから私のそんな姿を見て勇気が出る人がいたらうれしいし、みんなも好きな服を着て、好きなことを思う存分楽しんでほしいなと思います。改めて、人生は一度きりだから後悔のないようにね!」
Gina 2023-24 Winter
Photo_Takashi Yoshida Styling_Miki Sayama〈LOVABLE〉 Hair_Keiko Tada〈mod’s hair〉 Make-up_Aiko Ono Model_Kana Oya Edit&Text_Kaori Kurita〈Gina〉 ReEdit_Mie Takenouchi〈Gina〉
*商品の表示価格はいずれも税込み価格となります。