私たち最愛のモノトーンコーデ。とりわけ、強すぎたり地味な印象になったりしがちなのが「黒」の装い。
そんなとき、ファッションとのバランスを調節する役割を担うのがメイクです。メイクの足し引きでトータルバランスを整えながら、さらに色や質感などの旬要素をプラス。 「黒」を着る日こそ、メイクの更新が必要なんです。
今回はGinaでもお馴染み、大人気ヘア&メイクアップアーティストの笹本恭平さんから「黒を着るのファッションとメイクのバランス」と題して、辛口な黒服の日のベージュワントーンメイクを教えてもらいました。
辛口な黒服はマイルドなベージュワントーンで“抜く”
背筋が伸びるような、黒のジャケットセットアップ。辛口で切れ味が良い分、「強い」「怖い」印象になりがち。 メイクで柔らかさを忍ばせて、バランスを調節。
SASAMOTO’S VOICE
「全体のバランサーになるのがメイクで“抜け”をつくること。マイルドなベージュのワントーンで色を抜く。“抜く”と言ってもメイクをサボるのではなく、パーツごとにちゃんとメイクをする中で、色だけ抜くのがポイントです」
how to make-up
①A-1を上まぶたのアイホール、下まぶた 全体に。A-2を二重幅に。A-3を下まぶた の目頭側にのせる。
②Bを上下のまつ毛 に塗る。まつ毛はカールさせすぎないの も“抜け”をつくるポイント。
③Cを大き めブラシに取り、小鼻横から横長に入れ る。頬骨から低い位置に入れることで、 甘さをオフ。
④Dを唇からややオーバーに のせ、ベージュの色みをしっかりと。
A.しっとりした質感のパウダーが肌に溶け込み、狙った色が思いのままに発色。まぶたをくすませない、洗練茶系パレット。アディクション ザ アイシャドウ パレット 004 ¥6,820 B.マスタードベージュのまつ毛で目元に抜けを。同 ザ マスカラ カラーニュアンス WP 003 ¥4,180/ともにアディクション ビューティ C.オイルを高配合したメルティングパウダー処方で、頰に色がとろけていく感覚。スック メルティング パウダー ブラッシュ 05 ¥ 6,050/スック D.ベージュをコンサバに見せない黄み寄りのオレンジベージュ。セルヴォーク エンスロール マ ット リップス 06 ¥3,850/セルヴォーク
Gina 2022-23 Winter
Text&Edit_Kana Hirota ReEdit_Ayaka Ono(Gina)