「日曜日の夜はどうしても憂うつ……」「まだ水曜日なのに…もう疲れた……」こんな1週間を過ごしていませんか? 曜日によって、心は大きく変わるもの。曜日別の心の状態をおさえておくと、1週間を気持ちよく過ごせますよ。
今回は薬剤師で薬膳アドバイザーの山形 ゆかり先生に、1週間を明るく乗り切るマインドセットを教えてもらいました。むりなくできることから始めて、毎日をもっとハッピーに過ごしましょう!
曜日ごとに心は変化していく
目まぐるしい平日からスローな休日にかけて、人間の心は少しずつ変化していきます。日々の生活は1週間周期で繰り返されるため、誰でも多かれ少なかれ曜日によってメンタルを左右されるものです。
曜日に合わせたマインドセット、つまり考え方や行動パターンを意識しておくと、安定したメンタルで過ごせるようになりますよ!
1週間を乗り切るマインドセット
1週間をむりなく乗り切るマインドセットの例を紹介します。
日曜日「休みが終わってしまう…」
日曜日はいわゆる「サザエさん症候群」といわれるように、楽しい休日が終わってしまう寂しさから憂鬱な気持ちになる人が多くなります。気落ちするときは、楽しみにしてることを考えて気分を上げましょう!
たとえば、前から気になっていたカフェや、平日にランチに行きたいお店。次の週末の遊びの予定。久々に会いたい友達……。ワクワクすることを思い浮かべて、新しい1週間を迎える準備をしましょう!
月曜日「不安に押しつぶされそう…」
1週間のスタートである月曜日は、今週のタスクがのしかかって焦りや不安を感じやすい日。そんな月曜だからこそ、自分にご褒美をあげる「チートデイ」にしてしまいましょう!
チートデイとはもともとダイエット中に好きなものを食べてもいい「ズルする日」のことですが、ここでは食べ物に限らなくてOK。「好きなゲームをたくさんしていい日」や「新しいコスメを買ってもいい日」、「寄り道OKな日」など自分を甘やかしてあげると、満足感が湧いて翌日以降の活力になります。
火曜日「少しエンジンがかかってきたかな?」
体が平日に慣れてくる火曜日は、まじめな人ほどタスクを詰め込んでしまいがち……。でも、がんばりすぎると週の途中で息切れしてしまうので要注意です!
完璧を求めすぎず、70点とれたら十分というマインドで臨みましょう。「まだあと3日もあるから大丈夫」と考えて、焦りすぎないことも大切ですよ。
水曜日「まだ週の真ん中なの…?」
水曜日は、ウィークデイの折り返し地点。ずいぶんがんばったはずなのに、まだ半分しか過ぎていないことに愕然として、やる気がダウンしがちです。
だからこそ、水曜日はリフレッシュを大切にしましょう。休憩時間はしっかり休む、できるだけ定時に切り上げるなど、仕事以外の時間を大切にする意識が大切です。
木曜日「実は最も疲れる木曜日…」
木曜日は、とくに疲れが出やすい日。ある調査によれば、自律神経の働きが週の後半にかけて低下するとされ、とくに木曜日は低下が顕著になる傾向があるともいわれています。(※1)
そこで試したいのが「腹式呼吸」。ゆっくり5拍数えながら息を吸っておなかを膨らませ、それから10拍数えながら息を吐くといいでしょう。副交感神経の働きが高まり、リラックスできますよ。疲れが出やすい木曜日は、呼吸を意識してみてくださいね!
金曜日「心も体も疲れがピーク…」
蓄積した疲労がピークに達する金曜日。「あと1日で休日だ!」と元気が湧く人もいますが、翌週に持ち越さずにタスクを終えられるか、焦りを感じる人も少なくありません。
そんな金曜日を乗り切るカギは、ワクワク感。目の前に迫った休日の予定をあれこれ想像して、とにかくワクワクする気持ちを大切にしましょう!
土曜日「つい寝すぎてしまう…」
やっと訪れた休みの日! ……なのに疲れがたまって、ついつい寝すぎてしまう人も多いようです。そんなときは「やりたいことをやれなかった」と落ち込むのではなく、「よく眠れてよかった!」と前向きに捉えましょう。
1週間がんばったのだから、ダラダラするのは当然。自分へのご褒美として、心と体を労わるマインドを大切にしてくださいね。自分を認めて褒めてあげるのが、次の1週間を健やかなものにする秘訣です。
メンタルの維持には漢方薬も役立つ
メンタルは曜日で変動するものです。「できるだけ曜日の影響を受けたくない!」という人には、根本改善が期待できる漢方薬もおすすめですよ。イライラや不安、不眠などの症状に対して、心療内科や婦人科などの医療機関ではよく漢方薬が処方されています。
メンタルの維持には、
・気分の落ち込みを改善する
・血流をよくして自律神経の乱れを整える
・消化・吸収機能を改善して体の内側から心を元気にする
・イライラや神経の高ぶりを鎮める
などの働きをもつ漢方薬が適しています。
<メンタルのお悩みにオススメの漢方薬>
・加味逍遥散(かみしょうようさん)
こもった熱を冷まし、高ぶった感情を落ち着かせることで、イライラする気持ちや体のほてりを鎮めます。
・半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
ストレスなどによるのどのつかえ感を取り去ることで、不安や緊張を和らげます。
自分にぴったりの漢方薬は、漢方薬のプロに相談して選んでもらうと安心ですよ! 「わざわざ病院に行く時間がない……」「ドラッグストアで相談するのも恥ずかしい」という人には、スマホで完結できる漢方相談サービスがおすすめです。
オンライン個別相談の「あんしん漢方」では、漢方のプロがAIを活用して、あなたに合った漢方薬を提案してくれますよ。お手頃価格で自宅に配送してくれるので、まずはチェックしてみてくださいね!
自分をねぎらって健やかな1週間を過ごそう
曜日によって変化する心の状態。曜日ごとの具体的な行動や考え方をとり入れれば、1週間をスムーズに乗り切れますよ。メンタルのサポートには、漢方薬も効果的です。専門家に相談してみてくださいね。
今回紹介した内容はあくまで一例です。自分のライフスタイルに合わせた方法で、むりのない毎日を送りましょう!
<参考サイト>
(※1) Scientific Research「スマートフォンによるビッグデータ計測に基づく行動・日内・地域変化に関わる人間の自律神経活動について」
<この記事の監修者>
あんしん漢方薬剤師
山形 ゆかり
薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発にも携わる。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。