紫外線が強くなる夏、シミを気にしている人も多いのではないでしょうか?
そんな人にオススメしたいのが、「食べる日焼け止め」と呼ばれるシミ対策できる栄養素です!
今回は、薬剤師の中田早苗先生に「食べる日焼け止め」や漢方薬を紹介してもらったので、シミが気になる人はぜひ読んでみて!
「食べる日焼け止め」がもつ効果とは?
「食べる日焼け止め」とは、紫外線によるダメージやシミの予防効果が期待できる栄養素や食材を指します。
シミができる原因は、紫外線を浴びることによる活性酸素の発生です。
もう少し詳しく説明すると、活性酸素は肌を黒くするメラニンを過剰に生成したりメラニンの排出を促すターンオーバーを低下させたりするので、シミができます。
シミを防ぐには、紫外線のガードに加えて、体内の抗酸化作用を高めて活性酸素の悪い働きを抑えることも大切!
「食べる日焼け止め」は、強い抗酸化作用をもち、「メラニンの生成を抑える」「肌細胞の酸化を防ぐ」「紫外線から肌を守る」などの効果が期待できるため、体の内側からシミ対策ができます。
シミが気になる人は、これから紹介する「食べる日焼け止め」を食事に取り入れましょう!
夏本番! シミ対策に摂りたい4つの栄養素
以下は、シミ対策の効果が期待できる4つの栄養素です。
含有量の多い食材や効率のいい食べ方もいっしょに紹介しているので、ぜひ夏の食事の参考にしてくださいね!
メラニン生成を抑える「ビタミンC」
ビタミンCは、抗酸化作用により、メラニンの過剰生成を抑える効果が期待できます。
また、濃くなったメラニン色素を薄く戻したり、コラーゲンの生成を促したりする美白・美肌効果もあります。
ビタミンCは、いちごやキウイフルーツ、アセロラ、ローズヒップ、赤ピーマン、ブロッコリーなどの果物や緑黄色野菜に多く含まれています。水に溶けやすく熱に弱いため、上記の食材はなるべく生のまま食べるのがオススメです。
ちなみに、じゃがいもなどのいも類にもビタミンCが含まれています。いも類のビタミンCは加熱しても壊れにくいので、こちらもぜひ献立に取り入れてみてくださいね。
お肌の酸化を防ぐ「ビタミンE」
ビタミンEは、自分が酸化されることで、肌細胞の酸化を防ぐ働きがあります。
また、血行を促進して、代謝を促す効果もあるといわれています。
ビタミンEの含有量が多い食材は、植物油(ひまわり油)やナッツ類(アーモンド)、魚介類(さけ、うなぎ)などです。酸化しやすい栄養素のため、植物油やナッツは小さめサイズを購入する、保存はなるべく空気や光を避けるなどの方法で、鮮度が落ちる前に使い切りましょう!
紫外線からお肌を守る「ベータカロテン」
ベータカロテンは、カロテノイドという抗酸化作用のある色素成分の一種です。体内で必要に応じてビタミンAに変わり、活性酸素の除去や肌の健康を守る効果が期待できます。
ベータカロテンを多く含むのは、かぼちゃやにんじん、ほうれん草などの色の濃い野菜です。
カロテノイドは脂溶性のため、炒めものやオイル蒸しなどの調理法で吸収率をアップさせましょう!
抗酸化作用のある「ポリフェノール」
ポリフェノールは、強い抗酸化作用をもつ植物の色素や苦味、アクの成分です。
よく聞くものだと、赤ワインやブルーベリーの色素であるアントシアニン、大豆に含まれるイソフラボン、お茶の渋み成分であるカテキンなどですね。
ポリフェノールはほとんどの植物に存在し、さまざまな食べものや飲みものから摂取できます。
ただし、種類によって体への作用が異なるため、ひとつの食材を摂り続けるのではなく、さまざまな食材から複数のポリフェノールを摂るといいでしょう。
漢方薬をプラスして内側からシミ対策!
シミ対策には、上記の栄養素にプラスして、漢方薬で体質改善を目指すのもオススメです!
漢方薬は、美容皮膚科でも自然由来の治療薬として処方されています。
シミの原因は、紫外線によるダメージや加齢、ホルモンバランスの乱れなどと考えられています。
シミ対策には、「肌の新陳代謝をよくして紫外線によるダメージを回復する」「血行をよくして肌に栄養を与える」「ホルモンバランスの乱れを整える」「肌の老廃物を排出する」などの働きのある生薬を含むものを選び、根本改善を目指しましょう。
「忙しくて、毎日栄養バランスを考えて食事を摂るのが難しい……」という人も、漢方薬なら症状や体質に合ったものを服用するだけなので、ムリなく継続できますよ。
シミ対策に使われる代表的な漢方薬には、下記のようなものがあります。
・桂枝茯苓丸料加薏苡仁(けいしぶくりょうがんりょうかよくいにん)
肌の栄養不足を補い、シミやニキビなどの肌トラブルに対処します。のぼせて足が冷える人に向いている漢方薬です。
・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
疲れやすく貧血気味の人のシミや冷え症、むくみなどに用いられます。
最近では、手軽に漢方薬を始められる「あんしん漢方」のようなオンラインAI漢方サービスもあります。
薬剤師がAIを活用し個人にぴったりの漢方を見極め、手頃な価格で自宅に郵送してくれる便利なサービスです。
●あんしん漢方:https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=22z332f6gina0028
夏は食べる日焼け止めで体の内側からもシミ対策!
紫外線が強くなる夏は、食べる日焼け止めといわれる栄養素を摂って、体の内側からもシミ対策をしましょう!
また、シミは紫外線だけでなく、冷えやホルモンバランスの乱れが関係している可能性もあります。そんなときは、体質改善を目指せる漢方薬を併用するのもオススメです。
ただし、漢方薬は体質に合わないと効果が見られないこともあるので、医師や薬剤師に相談してから使用してみてくださいね。
中田 早苗
あんしん漢方薬剤師
中田 早苗(なかだ さなえ)
デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。
健康・美容情報を発信するMedical Health -メディヘルス-youtubeチャンネルでは、お薬最適化薬剤師として「無駄な服薬はお財布と体の敵!」をモットーに薬の最適な選び方を解説する動画を公開中。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=22z332f6gina0014
Medical Health CH:https://www.youtube.com/channel/UC7XLi90xVGs_NnKhowC0G2w
あんしん漢方薬剤師
中田 早苗(なかだ さなえ)
デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。
健康・美容情報を発信するMedical Health -メディヘルス-youtubeチャンネルでは、お薬最適化薬剤師として「無駄な服薬はお財布と体の敵!」をモットーに薬の最適な選び方を解説する動画を公開中。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
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