長らく「未完の聖堂」と言われながら、いよいよ完成の時期が視野に収まってきたサグラダ・ファミリア聖堂。
サグラダ・ファミリア聖堂の設計者である建築家アントニ・ガウディは、スペインのカタルーニャ地方で生まれ、バルセロナを中心に活動していました。
バルセロナ市内に点在するカサ・ビセンス、グエル公園、カサ・バッリョ、カサ・ミラ、サグラダ・ファミリア聖堂など世界遺産に登録された建築群は、一度見たら忘れることのできないユニークな造形で、世界中の人々を魅了し続けています。
西欧のゴシック建築や、スペインならではのイスラム建築、さらにカタルーニャ地方の歴史や風土など自らの足元を深く掘り下げ、時代や様式を飛び越える革新的な表現にガウディの独創性が垣間見えます。
今回開催されるガウディ展は、サグラダ・ファミリア聖堂に焦点を絞り、ガウディの建築思想と造形原理を読み解いていきます。
図面のみならず膨大な数の模型を作ることで構想を練り上げていったガウディ独自の制作方法に注目するとともに、「降誕の正面」を飾る彫像も自ら手掛けるなど建築・彫刻・工芸を融合する総合芸術志向にも光を当て、100点を超える図面、模型、写真、資料に最新の映像をまじえながらガウディ建築の豊かな世界に迫ります。
【開催概要】
展覧会名:ガウディとサグラダ・ファミリア展
会期:6月13日(火)~9月10日(日)※会期中一部展示替えがあります。
会場:東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー
住所:東京都千代田区北の丸公園3-1
時間:10:00~17:00(最終入館時間 16:30)
毎週金曜日・土曜日は20:00まで(入館は19:30まで)
休館日:毎週月曜日(ただし7月17日は開館)、7月18日(火)
観覧料:一般¥2,200、大学生¥1,200、高校生¥700、中学生以下無料
■巡回情報
2023年9月30日(土)~12月3日(日)佐川美術館
2023年12月19日(火)~2024年3月10日(日)名古屋市美術館
※状況により、会期・開館時間が変更となる場合があります。
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