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日本初公開の作品も! 鮮やかな色と光に満ちた20世紀芸術の巨匠「マティス展」


#アート#マティス#美術館

4月27日(木)より、東京都美術館(東京・上野公園)で20世紀を代表するフランスの巨匠「マティス展」が開催されます。

人間の内的感情や感覚を色彩で表現するフォーヴィスム(野獣派)のリーダーとして脚光を浴び、モダン・アートの誕生に決定的な役割を果したマティス。

84歳で亡くなるまでの生涯を、感覚に直接訴えかけるような鮮やかな色と光の探求に捧げました。彼が残した仕事は、今もなお色あせることなく私たちを魅了し、後世の芸術家たちにも大きな影響を与え続けています。

アンリ・マティス《マグノリアのある静物》 1941年 油彩/カンヴァス ポンピドゥー・センター/国立近代美術館 Centre Pompidou, Paris, Musée national d’art moderne-Centre de création industrielle

本展の見どころでもある日本初公開の作品は、“フォーヴィスムの夜明け”とも称される「豪奢、静寂、逸楽」。新印象主義の画家、ポール・シニャックの招待でひと夏をサントロペで過ごしたあとに、光に満ちた理想郷ともいうべき風景を描いた作品です。

アンリ・マティス 《豪奢、静寂、逸楽》 1904年 油彩/カンヴァス ポンピドゥー・センター/国立近代美術館 Centre Pompidou, Paris, Musée national d’art moderne-Centre de création industrielle

マティスはこの直後に、筆触を荒々しく変化させフォーヴィスムと呼ばれる様式に進むことになります。

アンリ・マティス 《金魚鉢のある室内》 1914年 油彩/カンヴァス ポンピドゥー・センター/国立近代美術館 Centre Pompidou, Paris, Musée national d’art moderne-Centre de création industrielle

今回の展覧会では、世界最大規模のマティス・コレクションを所蔵するポンピドゥー・センターの全面的な協力を得て、約150点の名品が集結。
絵画のほか彫刻、ドローイング、版画、切り紙絵など各時代のマティスの代表的な作品を紹介しながら、その豊かな光と色に満ちた造形的な冒険をたどります。

日本では約20年ぶりとなる大回顧展! マティスならではの色彩表現を、この機会にぜひ堪能して。


【開催概要】
会期:4月27日(木)~8月20日(日)
会場:東京都美術館 企画展示室
住所:東京都台東区上野公園8-36
時間:9:30~17:30(最終入場時間 17:00)
毎週金曜日は20:00まで(入場は19:30まで)
休室日:毎週月曜日、7月18日(火)
ただし、5月1日(月)、7月17日(月・祝)、8月14日(月)は開室。
入館料:一般¥2,200 大学・高校生¥1,300 65歳以上¥1,500 高校生以下無料

※チケットは日時指定予約制です。
※状況により、会期・開館時間が変更となる場合があります。
※本記事掲載画像の無断転載を禁じます。

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