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“愛”をテーマに描かれた名画が集結!「ルーヴル美術館展 愛を描く」


#アート#ルーヴル美術館#美術館

3月1日(水)より、六本木・国立新美術館で「ルーヴル美術館展 愛を描く」が開催されます。

ルーヴル美術館の世界に誇るコレクションから厳選された73点の作品を通じて、西洋絵画における“愛”の表現を紐解く展覧会になっています。


人間の根源的な感情である“愛”は、古代以来、西洋美術の根幹をなすテーマの一つでした。ギリシア・ローマ神話を題材とする神話画、現実の人間の日常生活を描く風俗画には、特別な誰かに恋焦がれる神々・人々の情熱や欲望、官能的な悦び、あるいは苦悩や悲しみが、様々なかたちで描かれています。

フランソワ・ブーシェ 《アモルの標的》 1758年 パリ、ルーヴル美術館
Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) /
Gérard Blot / distributed by AMF-DNPartcom

一方、宗教画においては、神が人間に注ぐ無償の愛、そして人間が神に寄せる愛が、聖家族、キリストの磔刑、聖人の殉教といった主題を介して、象徴的に表されています。

サッソフェラート(本名 ジョヴァンニ・バッティスタ・サルヴィ)《眠る幼子イエス》 1640-1685年頃 パリ、ルーヴル美術館
Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Stéphane Maréchalle / distributed by AMF-DNPartcom

今回の展覧会で最も注目されている作品のひとつは、26年ぶりに来日したフラゴナールの代表作《かんぬき》。

ジャン=オノレ・フラゴナール 《かんぬき》 17 77-1778年頃 パリ、ルーヴル美術館
Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Michel Urtado / distributed by AMF-DNPartcom

18世紀のフランスでは、上流階級の男女が恋の駆け引きに興じる優雅な情景が盛んに描かれました。それらは概して明るく軽やかで、深刻な雰囲気はありません。この流れのなかで、18世紀後半に活躍したフラゴナールの《かんぬき》は、優雅を極めつつ、緊張感とエロティシズムに溢れており、異彩を放つ名作とされています。


愛というテーマを通じて、誰もが知る傑作から隠れた名画まで、日本初公開作品を含め、新たな発見や出会いがあるはず。
ルーヴル美術館が誇る作品が一堂に会するこの機会を見逃さないで♥

【開催概要】
■東京展
会期:3月1日(水)~6月12日(月)
会場:国立新美術館 企画展示室1E
住所:東京都港区六本木7-22-2
時間:10:00~18:00(最終入場時間 17:30)
毎週金・土曜日は20:00まで(入場は19:30まで)
休館日:毎週火曜日
ただし、3月21日(火・祝)・5月2日(火)は開館、3月22日(水)は休館になります。
入館料:一般¥2,100 大学・高校生¥1,400 中学・小学生¥1,000

■京都展
会期:6月27日(火)~9月24日(日)
会場:京都市京セラ美術館

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