オシャレな人たちの間では既に定番化しているメンズ服だけど、どう着こなせばいいの? そんなお悩みを、インスタグラムでも時折、メンズ服コーデを披露している野尻さんが解決! メンズ服歴10年で培われた、メンズ服の「マイルール」とは?
野尻美穂さん
1984年生まれ。セレクトショップのPRを経て、現在はファッションディレクターとして活躍。自身のブランド「Wai+」でも“メンズライク”に合う服作りをする。
RULE01「どこかに女っぽさを出す」
女っぽさといっても、求めているのはあくまでも「クールな女らしさ」。いつもはゴツめのアクセが定番ですが、今日は右手のリングを華奢なものにしてコーデとのバランスをとっています。鏡に寄るとなんだか良く見えるので(笑)。引いて客観視が大事!
RULE02「サイズ感は試着でしっかり確認!」
メンズ服ってダボっとすれば良いってワケじゃないんです! このシャツも4と5のサイズがあり、ほぼ4に決めていたけれど、試着すると身幅のゆとりに違和感があって結局5に。試着してみたらなんか違う! ってこと、意外と結構あるので試着はマスト。だから私、オンラインでは服が買えない(笑)。メンズのデニムは、ベルトを使って自分のスタイルに引き寄せます。ウエストをギュッと絞ってはくのが好き。
RULE03「コーディネートの色を統一」
メンズ服に限ったことではないけれど、コーデ全体を中間色や寒色系などでまとめて、色相やトーンを統一することは基本! 何色も入れるとごちゃついてまとまらないから。シンプルなメンズコーデのときこそ意識したいところです。
RULE04「素材選びにメリハリをつける」
今日ならウールのシャツ生地にジョーゼットパンツ、デニムに薄いニット素材のトップス、という具合に、異なる素材を合わせることで良いバランスになると思う! シンプルな素材ならレザーアイテムやボリュームアクセを取り入れるのも手です。
RULE05「なるべく引き算!」
大きいサイズを着るときは特に“引き算”を考えます。色を減らすことも重要だし、小物は大きいものより小さいもの。アクセサリーも控えめに。欲張り過ぎると“がんばってる”感が出ちゃうから。つまりはディテールにこだわってみると◎。
Gina 2023 Spring
Photo_Yoko Nakata〈MAETTICO〉 Edit&Text_Mio Nemoto ReEdit_Kanako Kurokawa〈Gina〉