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【気になるおりものケア】どこまでが健康的な量なの? おりものシートってどうなの? なかなか人に聞きにくい話題について解説【アラサーからのフェムケア習慣 Vol.11】


#オーガニックナプキン#フェムケア#フェムテック

フェムケアって具体的に何をどうしたらいいのか悩んでいるアラサー女子も多いはず。
株式会社moN代表取締役・一般社団法人future beauty協会代表理事を務める西田美華さんに、基本から応用まで詳しく教えていただきます。正しいフェムケアをするためにも、ベースの知識をつけておきましょう!


女性にとっては日常的にお付き合いがある「おりもの」。
おりものには膣の健康を保つ役割があり、女性の身体にとって自然なものです。

しかし量や色、ニオイなど、人と比べる機会や話す機会もほとんどないため、自分のおりものが正常なのか異常なのか判断しづらいという方も多いのではないでしょうか?
今回は、少し人には聞きづらい「おりもの」についてお話します。

Q. 健康的なおりものの量や特徴とは?

健康的なおりものの量には個人差があり、明確な数値での基準はありませんが通常は月経周期に応じて変動します。
例えば排卵期にはおりものの量が増え、月経前や月経後には減少することが一般的です。
色は透明から乳白色で、匂いがほとんどないことが健康的なおりものの特徴です。少し粘りがある程度が「普通」とされていますが、量や質はホルモンの変動や体調により左右されます。

Q. おりものが多い場合はなぜ多いの?少ない方がいいの?

おりものが多くなる原因は様々です。
例えば、排卵期や妊娠中、性的興奮時などは自然に増えます。
また、感染症(細菌性膣炎、カンジダなど)やホルモンの異常、ストレスなどが原因で増えることもあります。
おりものの量が多いからといって必ずしも問題があるわけではありませんが、色やニオイ、質に異常がある場合は婦人科での診察が必要です。

反対に少ないおりものは、膣の乾燥やホルモンの変化(閉経など)が原因であることが多いです。
少ない方が良いということはなく、体のバランスに合った量が重要です。

Q. おりもののニオイや量を正常に近づけるケアとしておすすめの方法は?

デリケートゾーンを清潔に保つことが大切ですが、過度な洗浄はかえって自然なバランスを崩すことがあります。
香りの強い石鹸やボディソープは避け、デリケートゾーン専用の洗浄剤を使うと良いでしょう。

また綿素材などの通気性の良い下着を着用することや、蒸れにくい服装を選ぶことで膣周辺の環境を健康に保ちやすくなります。

ニオイに関しては、ストレスや食生活の乱れがホルモンに影響を与え、おりものの変化に繋がることがあります。ストレス管理や食生活などを見直し、規則正しい生活を心がけることが大切です。

Q. おりものシートの使用について

おりものシートは日常的なおりもののケアに便利ですが、常に使用すると通気性が悪くなり、かぶれや感染症のリスクが増えることがあるため、必要な時にだけ使うことやこまめに交換することをおすすめします。
また、香り付きのシートは刺激になることがあるため、敏感肌の方は無香料のものを選ぶと良いでしょう。

おりものの量や色、ニオイなどの状態に異常があると感じた場合は、早めに医師に相談することが大切です。

西田美華

一般社団法人future beauty協会 代表理事
株式会社moN 代表取締役
20年にわたり延べ2万人以上の女性と向き合ってきた経験と、自身の子宮頚がんの経験から、美容健康を語るなら“膣やバストは外せない”がモットーに。
性教育と自立する女性社会の経済を担うことを心から願い活動中。
“心と身体と経済”の土台を創る女性起業家。

一般社団法人future beauty協会 代表理事
株式会社moN 代表取締役
20年にわたり延べ2万人以上の女性と向き合ってきた経験と、自身の子宮頚がんの経験から、美容健康を語るなら“膣やバストは外せない”がモットーに。
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