マインドフルネスという言葉。「聞いたことはあってもイマイチよくわからない」といった人も多いのではないでしょうか。マインドフルネスは、いわば「心のトレーニング」です。近年は社員のメンタルケアに取り入れる企業も増えており、注目されるようになりました。
皆さんも1日数分だけ、自分と向き合って心を落ち着かせる時間を作りませんか? 今回は、ヨガインストラクターの高橋かなこさんに、初心者でも家で簡単にできるやり方を教えてもらいました。
話題のマインドフルネスって?
マインドフルネスとは「今に集中している状態」を指し、今の自分の心と体に意識を向けて瞑想し、主にメンタル面のケアをします。「マインドフルネスストレス低減法」といった心理学的治療のひとつとしても注目されており、アメリカの多くの心理学教室にはマインドフルネスセンターがあります。(※1)
なぜ注目されているの?
変化の激しい世の中で生きていると、いつも何かに追われているような気がして、どうしてもストレスがたまりがちです。とくに、人間関係の変化や転職、結婚、出産など、多くのライフイベントが同時に発生すると、ストレスやプレッシャーは高まりますよね。マインドフルネスはこれらのメンタル状態に対処し、心身のバランスを取る手段のひとつなのです。
マインドフルネスの効果
マインドフルネスには下記のような効果があるといわれています。
ストレスや不安を軽減する
「明日仕事に行きたくない」「あのときもっとこうしていれば……」など、不安は基本的に未来や過去のことを考えるせいで発生することが多いです。マインドフルネスは「今この瞬間」に意識を向けるので、無駄に考え込むことが減ります。また、ストレス耐性もついて心の健康をサポートできますよ。
睡眠の質を上げる
仕事や子育てなど、何か不安なことがあるとなかなか寝付けない人もいるでしょう。マインドフルネスで精神的なストレスが軽減されると心身もリラックスでき、睡眠の質も上がります。
集中力を高める
マインドフルネスは集中力を高め、クリエイティビティを引き出してくれます。仕事や学業、日常生活において、より効率的に課題に向き合う方法のひとつといわれています。より生産性の高い仕事をするために、近年はこのマインドフルネスを実践する企業も出てきました。
マインドフルネス実践法
では、実際にマインドフルネスのやり方についてご紹介します。できるだけ静かな場所で、まずは5分程度を目安に毎日2回実践してみましょう。
瞑想
あぐらなどの楽な姿勢で背筋を伸ばして座ります。不安でなければそっと目を閉じ、体の力を抜いて呼吸に意識を集中させましょう。
呼吸法
鼻で「ゆっくり」「大きく」呼吸を繰り返しましょう。可能であればおなかに手を添えて、息を吸っておなかを膨らませ、吐いておなかをへこます「腹式呼吸」を行います。腹式呼吸は副交感神経を優位にしてくれるのでリラックス効果が期待できますよ。
不安やストレスに敏感な人には漢方薬も役立ちます
不安やストレスなどのメンタルケアには漢方薬もオススメです。漢方薬は心と体全体のバランスを整えることで、ストレスに負けない体づくりへとアプローチします。毎日決められた量を飲むだけなので、忙しい毎日でも取り入れやすいのが嬉しいポイントですよね。
メンタルケアには下記のような働きのある漢方薬を選びましょう。
・ホルモンバランスや自律神経の乱れを整える
・鎮静作用で心を穏やかにする
・消化・吸収機能を改善して体の内側から心を元気にする
不安やストレス解消にオススメの漢方薬
・抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)
体力が中等度で、消化器系が弱い人に向いています。ストレスなどで高ぶる肝を抑えることで、カッとなりやすい、イライラしやすいなどの興奮を抑え、精神を安定させる効果があります。(※2)
・柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
比較的体力がある人に向いています。気の巡りをよくし、こもった熱を冷ますことで、不安定な精神症状に働きかけ、イライラや動悸などを改善します。(※3)
漢方薬を初めて購入する場合は、何を選べば良いか悩むかもしれません。そんなときは「あんしん漢方」のようなオンライン相談サービスの活用がオススメです。漢方に詳しい薬剤師にスマホで気軽に相談ができて、自分に合った漢方をお手頃価格で自宅まで郵送してくれますよ。
あんしん漢方:https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=22z332f6gina0020
ストレスとうまく付き合うために
激動の時代を生きていると、ストレスの種はさまざまなところにありますよね。マインドフルネスは、そんなストレス社会に生きる私たちの味方です。ストレスの根源そのものを排除するのは難しいかもしれませんが、生活の一部にマインドフルネスを取り入れて、ストレス社会とうまく向き合っていきましょう!
参考サイト
(※1)東京マインドフルネスセンター
(※2)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒(医療用)」
https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=9587
(※3)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ柴胡加竜骨牡蛎湯エキス顆粒(医療用)」
https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=7943
高橋かなこ
2021年よりRYT200(全米ヨガアライアンス認定)修了インストラクターとしてオンラインを中心に幅広い年齢層へのヨガレッスンを担当。
企業での事務経験から、デスクワークで疲れた部位や崩れた姿勢のためのレッスン組み立てを得意とする。
自身のダイエット成功経験から、美しい体を作るためには食の大切さや思考も大切だと痛感。同じように悩む人に向けて精力的にメディアでの情報発信を行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/
2021年よりRYT200(全米ヨガアライアンス認定)修了インストラクターとしてオンラインを中心に幅広い年齢層へのヨガレッスンを担当。
企業での事務経験から、デスクワークで疲れた部位や崩れた姿勢のためのレッスン組み立てを得意とする。
自身のダイエット成功経験から、美しい体を作るためには食の大切さや思考も大切だと痛感。同じように悩む人に向けて精力的にメディアでの情報発信を行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/