Ginaが提案してきた女性像は、一貫してカッコイイ人。そんなGinaらしいスタイルをヘアメイクのアプローチで築いてきたのが笹本恭平さん。インタビューを通して、改めてGina流のカッコイイの作り方を教えてもらいます。
Ginaの洒落顔メイクの生みの親である、ヘアメイクの笹本恭平さん。大好きなファッションと同じように、ヘアメイクでも自分らしさを追求することの大切さを語ってくれました。
ヘア&メイクアップアーティスト 笹本恭平さん
ファッションとメイクのバランスを計算した“洒落顔”メイクが支持を集める。Ginaでも歴代のカバーメイクを担当し、女性誌や広告などでも引っ張りだこ。
どこかにパンチを効かせたメイクはずっと変わらない
栗田:Ginaの撮影でよく使うものや欠かせないアイテムが知りたい!
笹本:シンプルを無難に終わらせないために、どこかに必ずパンチを効かせるのは意識しています。今だと茶系のリップかな。
栗田:色自体は派手ではないけど、笹本さんが選ぶリップはちゃんと主張があるよね。
笹本:ブラウンやベージュの中でもキレイな印象になり過ぎないというか、ちょっと毒っ気のあるものを使うことが多いです。
“キレイな印象になり過ぎないパンチや毒っ気のあるものを”
M•A•C ロックド キス リップスティック
顔色をくすませず、とにかく落ちない!
「ムードのある洒落顔になれる、ブラウンとベージュの2色。グラスにも全然付かないくらい、落ちないのも素晴らしい!」
Parfums Givenchy ルージュ・アンテルディ・クリーム・ベルベット
ふわっと仕上がるスフレマットな質感
「唇がふわっとして見えて、スフレマットな質感がとにかくイケてます。抜け感のあるベージュはどんな服にも合う。」
自分のスタイルを見つけていくプロセスこそ大切で、面白い
栗田:around30歳のGina世代に、ヘアメイクのアドバイスをするなら?
笹本:時短メイクみたいな言葉もあるけど、メイクもスキンケアも「ラクをする」という考えは捨てた方がいい。それはなりたい自分になるために! オシャレな人ってみんな、研究熱心なんですよ。
栗田:自分をより良く見せる方法を研究していて、メイクもすごく上手だよね。
笹本:イエベとかブルベとか、ここ数年診断系が流行ってますよね。それは似合うものが分からないから、自分をカテゴライズして安心したいだけなんです。でも正直そんなの関係なくて! 似合う・似合わないより、自分が好きなものをいかに似合わせていくかを研究することが大事です。
栗田:大人になるとどんどん保守的になって、使うコスメも狭まってくるもんね。
笹本:自分以外の人に、自分をカテゴライズされるのって間違ってる。特にファッションが好きで、自分のスタイルを持っているGina読者の皆さんには、メイクでも自分のスタイルを探してほしい! それもきっと面白いプロセスだと思いますよ。
“白Tやデニムと同じようにベーシックコスメほど更新を!”
NARS クワッドアイシャドー
なめらかな質感で、ほんのり赤みのあるブラウンに発色。メンズライクな洋服に、メイクで女らしさを足したいときに。
hince オールラウンドアイパレット
茶色味が濃くて、目元に強さが出せます。眉毛にも使えるし、ラメは目頭や下まぶた全体に入れるのもオススメ。
“自分が好きだと思うものをいかに似合わせるかを研究する!”
D-UP スーパーフィットジェルライナー
上下のインサイドラインに欠かせない
「Ginaでは上まぶただけでなく、下のインサイドラインで目元を引き締めます。なめらかで描きやすいので失敗しません。」
「自分にフィットするものを探すには、誰かのレビューではなく、自分で試さないと分かりません。大人になって自分らしさを研究していくプロセスも面白い!」
Gina 2023-24 Winter
Photo_Still:Daisuke Kusama Edit&Text_Kana Hirota ReEdit_Mie Takenouchi〈Gina〉
*商品の表示価格はいずれも税込み価格となります。