3月18日(土)より、国立西洋美術館(東京・上野公園)で「憧憬の地 ブルターニュ ―モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷」が開催されます。

フランス北西部、イギリス海峡と大西洋に突き出た半島を核とするブルターニュ地方。特異な地形や豊かな自然、古くはケルトに遡る人々の素朴で信心深い生活様式など、独特な風土と文化を持つことで知られています。

このフランスの内なる“異郷”は、19世紀はじめのロマン主義の時代を迎えると、美術の領域でも新たな画題を求める芸術家たちから注目を集めます。


今回の展示では、モネやゴーガンなど多くの画家たちがブルターニュに惹きつけられた19世紀後半から20世紀はじめに着目。
会場には、国内30か所を超える所蔵先と海外美術館2館から、ブルターニュの自然や風俗、歴史を題材とした作品約160点が集まります。

この地の風景や風俗、歴史をモチーフとした作品を描いた画家たちがこの“異郷”になにを求め、見出したのかを探ります。

同時期に渡仏し、パリからブルターニュを訪れた黒田清輝、藤田嗣治といった日本の画家たちにも光をあてる、これまでにない試みも!
当時の画家たちのまなざしを感じつつ、東京・上野からブルターニュへ旅してみては?
【開催概要】
会期:3月18日(土)~6月11日(日)
会場:国立西洋美術館(東京・上野公園)
住所:東京都台東区上野公園7-7
時間:9:30~17:30(最終入館 17:00)
毎週金・土曜日は20:00まで(最終入館 19:30まで)
休館日:月曜日 ※3月27日(月)、5月1日(月)を除く
入館料:一般¥2,100 大学・高校生¥1,500 中学生¥1,100 中学生以下無料
※状況により、会期・開館時間が変更となる場合があります。
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