ついついスマホやパソコンなどを見続けてしまい、「なんだか目が疲れたなぁ」と感じることはありませんか? 「疲れ目なんて、よくあること」と、放置してしまう人もいるかもしれません。
しかし、目のお手入れは実はとても重要なんです! こまめなアイケアは現代人に欠かせません。今回は、薬剤師の碇純子先生に疲れ目の対処法などを紹介してもらったので、参考にしてみてくださいね!
その目の疲れ……放置しないで!
デジタル社会と呼ばれる現代。スマホやパソコンが普及し、リモートワークの増加などによって目を酷使する生活をしている人は少なくありません。「約7割の大人が疲れ目を感じている」という報告もあるのです!
「ちょっとした疲れ目くらい、よくあること」なんて、甘く見るのはNG! 軽い疲れ目を放置していると、眼精疲労になるリスクもあるのです。
一時的な目の疲労は「疲れ目」といい、目を休憩させれば治ります。一方で、「眼精疲労」は目を休めたり睡眠をとったりしても十分に回復できず、目の不調以外に肩こりや頭痛などの全身症状が起こるケースも見られます。目の疲れを感じたら、きちんと目を休めて悪化させないようにしましょう。
あなたは大丈夫!? 疲れ目診断
疲れ目を起こしやすい状態を、チェックリストでまとめました。あてはまるものがないか、チェックしてみましょう。
<疲れ目チェック>
□コンタクトレンズを長時間使用している
□度の合わない眼鏡やコンタクトレンズを使っている
□睡眠不足
□慢性的なストレスを感じている
□パソコン、スマホ、タブレット、テレビなどのディスプレイ画面を1時間以上連続して見ている
ひとつでも当てはまった人は、疲れ目を起こしやすい状態になっています。次に紹介するアイケアをとり入れて、目の疲れを解消しましょう!
目の疲れを解消するアイケア3選
疲れ目にオススメのアイケアを3つ紹介します! どれもお手軽にできるので、こまめにやってみてくださいね。
意識的にまばたきをする
スマホなどのディスプレイ画面を見るときは、意識的にまばたきをすることが非常に重要です! たかがまばたきと、軽く見てはいけません。実は画面に集中していると、瞬きの回数が通常の25%程度にまで減少するという報告があるのです。
まばたきが減少すると目の表面を覆う涙の層が乾燥し、ドライアイになってしまうおそれがあります。スマホやパソコンなどの閲覧中は、まばたきを多くするように習慣づけましょう。
目の周りを温める
目の周りを蒸しタオルで温めると筋肉の緊張がほぐれ、目の周囲の血管が拡張するため、疲労回復に効果的です。水で濡らしてからよくしぼったタオルを、電子レンジ(600W)で40秒前後加熱すると簡単に蒸しタオルが作れますよ。疲れ目を感じたら、蒸しタオルを目の上に数分間乗せて休憩しましょう。
ただし、目が充血したり痛みがあったりする場合は、温めてはいけません。目に炎症が起きている状態なので、むしろ冷やす必要があります。保冷剤をタオルでくるんで優しく目に当て、冷却してください。
アイストレッチをする
凝り固まった目の筋肉をほぐすため、アイストレッチを行いましょう。代表的なアイストレッチを2つ紹介します。
ひとつめは、「目を上下左右に動かす」運動。顔はまっすぐ前に向けたまま動かさず、目線だけを上、下、右、左へと、3~5秒ずつかけてゆっくり移動させていきます。
もうひとつは、「目をグルグル回す」運動です。目をゆっくりと時計回りに2~3周程度動かし、それから反時計回りに2~3周動かします。最後は、寄り目を数秒キープしてから普段の状態に戻します。眼球を動かすスピードが速すぎると目が回ってしまうので、数秒かけてゆっくりと回転させてください。
パソコンで長時間の作業をしていたときや、疲れ目を感じたときなどにはアイストレッチを習慣づけてくださいね!
慢性的な目の疲れには漢方薬もオススメ
疲れ目ケアには、まばたきやアイストレッチなどを意識的に続けることが欠かせません。さらに、外側からのアプローチに加えて、漢方薬で体の内側から目の健康へと働きかけていくこともオススメです!
「忙しいからこまめに目を休めたり、アイケアを続けたりするのは難しい……」という人でも、漢方薬は1日3回服用するだけなので、無理なく続けることができます。
疲れ目は、目の使い過ぎによる筋肉疲労や血行不良、ストレス、目の乾燥などが原因となって起こります。
そのため、
・血流をよくして目の周りの筋肉をゆるめる
・自律神経のバランスを整え、ストレスが原因の目の疲れを軽減する
・水分の循環をよくしてドライアイを改善する
などの働きを持つ漢方薬が、疲れ目に用いられます。漢方薬は根本からの改善を得意としており、目が疲れにくい体質へ導くのに効果的です。
<長引く目の疲れにオススメの漢方薬>
・杞菊地黄丸(こぎくじおうがん):眼精疲労や加齢に伴うかすみ目、視力減退などに用いられます。温めるとよくなるしびれや浮腫に対しても処方される漢方薬です。
・滋腎明目湯(じじんめいもくとう):目のかすみ、目の疲労、痛みなどに使用される漢方薬です。不調の原因になる熱をとり除き、水分代謝を整える働きがあります。
漢方薬を服用するときは、自分の症状や体質に適した種類のものを選ぶことが重要です。自分に合わない漢方薬を飲んでも十分な効果を引き出せず、副作用が出やすくなる場合もあるため注意しましょう。
自分で適した漢方薬を見極めるのは難しいので、漢方薬に精通した医師や薬剤師に相談することをオススメします。
「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスを使うと、スマホひとつで漢方薬の専門家に相談できるのでとても便利! あなたの相談をもとに、AIを駆使しながらぴったりな漢方薬を選んで自宅に郵送してくれます。
「漢方薬には興味があるけれど、病院や薬局で相談する時間がない……」という人や、「対面での相談はちょっと苦手」という人にも適したサービスです。気軽にチェックしてみてくださいね。
あんしん漢方:https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=22z332f6gina0013
疲れ目を放置していると、眼精疲労になるおそれがあるため注意しましょう。目の疲れを感じたらこまめに目を休めたり、アイストレッチなどのケアを行ったりすることが大切です。
外側からのケアに加えて、漢方薬で体の内側から目のケアを行うのも効果的ですよ。漢方薬の専門家に、ぜひ相談してみてくださいね。日頃から目の健康に意識を配り、健やかな目をキープしましょう!
碇純子
あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師
碇 純子(いかり すみこ)
薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。
世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=22z332f6gina0001
●Medical Health CH:https://www.youtube.com/channel/UC7XLi90xVGs_NnKhowC0G2w
あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師
碇 純子(いかり すみこ)
薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。
世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=22z332f6gina0001
●Medical Health CH:https://www.youtube.com/channel/UC7XLi90xVGs_NnKhowC0G2w