今回は、恵比寿の「やくぜん酒場 甘草 (かんぞう)」さんへ伺いました。
毎日お店の前を通り、気にはなっていたものの、薬膳はなんだか敷居が高いような気がしてなかなか1人では行けていなかったのですが、思い切って行ってみました。入ってみればまったくそんなことはなく、店員さんもみんなフレンドリー。
漢方や医食同源というちょっと難しいコンセプトを、「旬の野菜をたくさん食べる」というシンプルなスローガンに翻訳して提供しているんだとか。また、おばんざいやおすすめメニューなどに、自社農園で収穫した野菜が並んでいるというのも、体に嬉しいポイント。
お酒のメニューには薬膳酒が。今日はせっかくなので日本酒の前に棗酒サワーをいただきました。
棗の輪切りが入っていて、甘いのかなと思ったらほんのり甘い程度ですっきり。体に良い味なんだけれど、お酒感は強めなので濃い味のおつまみと一緒に飲んでも美味しい。
さっそくお料理も。こちらは『手づくりおばんざい おまかせ3種盛り』なんですが、あれ?多くない?
5種盛りと間違ったのかと思い声をかけると、「2種はおまけです!」と元気いっぱいのお返事が。太っ腹すぎやしませんか。こういうのってちょっと嬉しい気持ちになります。
今日のおまかせは、下から時計回りに、新ごぼうのカルボナーラ・生ザーサイ・れんこんのきんぴら・ブロッコリーとアンチョビのマリネ・人参ムーチョでした。
そして、おすすめメニューから、『白レバーのコンフィ』を注文。昆布締めされた白レバーなので、味わいに深みがあります。ラッキーなことに、私のこの注文で売り切れ。気になる方は早めの時間の来店をオススメします。
おばんざいも白レバーも味がしっかりあるので、これに合うお酒は…と選んだのが墨廼江のRICE IS BEAUTIFUL SoLiD。舌にピリッとくる辛口で、パワフルな旨みも感じます。白レバーの濃厚さに負けないパンチが最高。「RICE IS BEAUTIFUL」という響きも可愛くて◎。
金針菜と山クラゲの豚巻きは、初めて食べる味でした。独特の香りと山クラゲのコリコリした歯ごたえに、こってりした豚肉と濃厚ダレが食べ応えあり。お腹にあまり余裕はないけどもう1品何かおすすめありますか?と聞いたところ、旬のよもぎの天ぷらをハーフサイズで出してくれました(ありがたい)。この苦みとサクサク感が、酒飲みには堪らない。
最後の1杯は奈良の篠峯。フレッシュで辛口。キリッと引き締まった旨みとキレのある後口で、揚げ物ともよく合います。超辛ですが丸みも感じられてどんな料理にも合うオールマイティーな能力を持ったお酒で、〆にもぴったりでした。
今回は「やくぜん酒場 甘草 (かんぞう)」さんで、薬膳についてのお話を聞きながら美味しいお料理と日本酒をいただきました。“薬膳ではあるけれど、あくまで居酒屋として食べて飲んで明日もまた頑張ろうという気持ちになって欲しい”というオーナーさんの思いがこもったお店。他にも、国産野菜と国産豚を使った草鍋や、生薬たっぷりのきのこ鍋など、体に嬉しいメニューがたくさんあるので気になった方はぜひ行ってみてくださいね!
編集 T
趣味・好きなこと:美味しいものを食べ、美味しいお酒を飲むこと/動物とのふれあい
休日○○してます:友人とせんべろ旅をしたり、お店を新規開拓したり、酒フェスに参加して新しいお酒との出会いを楽しんでいます。
趣味・好きなこと:美味しいものを食べ、美味しいお酒を飲むこと/動物とのふれあい
休日○○してます:友人とせんべろ旅をしたり、お店を新規開拓したり、酒フェスに参加して新しいお酒との出会いを楽しんでいます。