気になる!《アンダーヘアの処理問題》VIO脱毛はした方がいいの? 気をつけるべき点について詳しく解説【アラサーからのフェムケア習慣 Vol.9】
フェムケアって具体的に何をどうしたらいいのか悩んでいるアラサー女子も多いはず。
株式会社moN代表取締役・一般社団法人future beauty協会代表理事を務める西田美華さんに、基本から応用まで詳しく教えていただきます。正しいフェムケアをするためにも、ベースの知識をつけておきましょう!
まずVIO脱毛をした方がいいのか、しない方がいいのかということについては結論から言うと【どちらでもいい】というのが回答です。
毛がある、ないの問題ではなく、ケアをすることの方が重要だということです。
脱毛をする場合の注意点として、自分のデリケートゾーンの形・小陰唇のサイズ・大陰唇の脂肪分の量などをしっかりチェックすることが大切です。全て収まりが良い形であればV・I・O、全て脱毛しても問題ありません。脱毛をすることによって清潔感もあり、ケアをしやすいというメリットがあります。
しかし、サイズや形を見ずに脱毛してしまった場合、毛をなくしてしまったことがトラブルの原因になるケースもあるため注意が必要です。
なぜならデリケートゾーンは粘膜のため、守ってくれていた存在(=陰毛)が無くなったことにより、空気にさらされたり、直接ショーツに擦られたりというような現象が炎症反応及び菌の増殖など、ニオイの原因になる場合があるためです。
このようなことから、脱毛する前にまず自分の形がどうなのか?というのはしっかり見るべきです。まぁそうは言っても、脱毛したことによるケアのしやすさは大いにあります。例えば保湿をする際にも、大陰唇に直接触れてケアをすることができますし、また洗う時には小陰唇の粘膜部分の溝の部分も見て汚れを落とすということが可能です。ちなみにこの汚れは恥垢(ちこう)といって、いわゆる垢なので、これもニオイの原因になります。
毛がある方に関しては、デリケートゾーンソープを使って陰毛まで丁寧に洗いましょう。保湿において毛がある部分は非常にしにくいので、本当に丁寧にケアをするならばお風呂上がりのタイミングで陰毛をドライヤーで乾かすと、ショーツへの収まりもよく、清潔感も保つことができます。濡れた陰毛を軽く拭いた状態でショーツを履いてしまうことは、濡れたままの髪で常にいる状態と変わらないのです。要するに、ニオイの原因をまた生んでしまうわけです。すごく面倒かもしれませんが、毛の多い方はぜひドライヤーをしていただくと清潔感を保てると思います。
まとめると脱毛をするのかしないのか、ということよりもその先のケアの方を意識する方が大切だということです。
脱毛したければする、したくなければしない状態でのケア方法を知る。これこそが婦人科系のトラブルの予防に繋がり、女性の尊厳を守り続けるとても大切なデリケートケアになると思います。
細かいケアや面倒なケア、女性はたくさんありますが、手をかけてあげればあげるほど自分を大事にできて人を大事にできるきっかけになるようなものだと思うので、ぜひやってみてください。
西田美華
一般社団法人future beauty協会 代表理事
株式会社moN 代表取締役
20年にわたり延べ2万人以上の女性と向き合ってきた経験と、自身の子宮頚がんの経験から、美容健康を語るなら“膣やバストは外せない”がモットーに。
性教育と自立する女性社会の経済を担うことを心から願い活動中。
“心と身体と経済”の土台を創る女性起業家。
一般社団法人future beauty協会 代表理事
株式会社moN 代表取締役
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