前回、働くママの永遠の課題ともいえる「育児と家庭の両立」をテーマに語ってくれた高園さん。そして、今回はいよいよ二拠点生活の再開! 高園さんご家族が産後初めの大阪から東京への出張に挑む様子をお届けします。
[NEW DUAL LIFE! vol.9]働くママ、永遠の課題。仕事と家庭の両立について
こんにちは! まずは、改めてよく質問でもいただく今の私の仕事内容について簡単に紹介させてください。
以前は‟ブランドディレクター”という分かりやすい肩書きがありましたが、今の私はというと、いわゆるフリーランス。仕事は主に、コンサルやアパレルの業務指導や商品開発などをするディレクション業、そしてPRやSNSで発信することをメインとしたインフルエンサー業の2軸でやっています。
そして去年の春からスタートした二拠点生活は、家族を軸とした大阪での生活、仕事を軸とした東京での生活、と切り替えていたことが産前産後の仕事をスムーズに運ばせる上でかなり役立っています。
産後間もない今は、仕事は主にオンラインです。でも実際に全てがオンラインでできる仕事内容でもなく、、、撮影やミーティングなど、実際に現場に向かい対面でコミュニケーションを取ることも必要なので、定期的に東京へ出向いています。
最近は産後4ヶ月を迎え、徐々に東京への出張も再開。7月と8月は1回ずつの東京出張でした。「大変だね〜!」とも言われますが、育児から一時的に離れての出張は、脳が意図的に切り替えられ仕事に集中して取り組める時間。改めて仕事が好きだなと感じる瞬間でもあります。
産後初の東京出張は7月でした。
三女と長時間離れることはまだ少し不安に感じたので、上の子たちが保育園の時間を利用して、夫と三女と私で日帰りで東京へ。8月は子どもたちを夫に任せ、単独の日帰り出張に切り替えました。そして9月は、出張を2回に増便。
1回目は単独日帰り。次の出張は1泊出張。授乳問題も上の子2人の経験もあって慣れっこなので、搾乳機をお供に難なくこなします(笑)。
こうやって仕事できるのも、夫をはじめ家族の理解があってこそ。我が家は「家族=チーム」、といった感じでみんなで協力していろんなことを乗り越えているように思います。
東京に暮らしていた頃は子どもと触れ合う時間がほとんどなかった夫も、大阪に引っ越すと同時に独立し、今では2人で一緒に育児をできる時間が増えました。
でも、ここまで進展できたのは、お互いにガマンせずに意見を言い合って落としどころを探るために日頃からコツコツと夫婦で話合いを重ねてきたからこそ、だとつくづく感じるんです。
私だけでなくもちろん夫も、サッカーやサウナに行ったりと、自分時間を作ってリフレッシュ。それぞれ1人時間を楽しく過ごすためにもお互いが気持ちよく送り出すことが大事。夫婦で持ちつ持たれつ、楽しみながら育児をしていきたいね、と思いを共有しています。
そして帰宅後には「今日はありがとう!!」という感謝の気持ちを忘れずに伝えて。
育児と仕事の両立は大きな挑戦。もちろん思い通りにいかない時もありますが、周囲の人との協力とコミュニケーションがあれば克服できるんだ、ってことを身を持って実感している最近です。
Interview_Mio Nemoto Edit_Ayaka Ono〈Gina〉
高園あずさ
1989年9月24日生まれ。佐賀県出身。2014年〜2021年まで、Ungridクリエイティブディレクターとして活躍。2022年に独立。現在はアパレル、ビューティ、空間プロデュース、コンサルなど活動の幅を広げている。2022年春より、東京と大阪を行き来する二拠点生活をスタートさせた。
1989年9月24日生まれ。佐賀県出身。2014年〜2021年まで、Ungridクリエイティブディレクターとして活躍。2022年に独立。現在はアパレル、ビューティ、空間プロデュース、コンサルなど活動の幅を広げている。2022年春より、東京と大阪を行き来する二拠点生活をスタートさせた。