Ginaがスタートした2011年から12年間、変わらず提案してきたカッコイイ女性像。それを体現し続けてくれたモデルたちは、時代の変化を受けながらも、自分のスタイルを貫く芯の強さがあります。彼女たちが揃って口にしたのは「自分の好きなこと、やりたいことに真っすぐに。そしてそれを精一杯楽しむこと」。今回はリアルGina世代、そして夢を少しずつ形にしているemmaさんに夢を叶える秘訣を教えてもらいました!
本当に好きなことだから何があっても頑張れる
――Gina読者と同世代のemmaちゃんですが、昨年ブランドを立ち上げるなど、夢を少しずつ形にしていますよね。何か夢を叶える秘訣はありますか?
「自分の本当に好きなものを貫いてきたということが一番です。それが私にとってはファッションでした。昔から服が大好きで、文化服装学院に入学したのですが、勉強をする中で表現をする側に立てたらいいなと思い、モデルのお仕事をするようになりました。運が良かったと思うのですが、それから十年以上経っても毎日大好きなファッションと触れ合っているから、飽きることなく今でも楽しく続けられていると思います。モデルのお仕事を中心にいろんなブランドとお仕事をさせていただいて、“やっぱり自分でも服作りをやってみたい”と思い、友人と一緒にブランド『ER』を立ち上げました。今はまだ試行錯誤の連続ですが、本当に一番好きなことだから日々奮闘できます。性格的に飽きっぽく、効率を考えるせっかちなタイプだけど、ちょっとつまずくことや嫌なことがあっても、くじけたり投げ出したりしないで向き合えています」
――新しく始めた事業はどんなことが大変ですか?
「最初は私とパートナーの二人でほとんどの業務を行っていたので、メールの文面に悩むなど、社会人として基礎的な部分に四苦八苦することも。他にも銀行との面談や業者の方との商談、最近だとポップアップの搬入搬出だったり。自分の会社ということもあるけど、ブランドに関する業務はすべて知っておきたくて。これからスタッフに任せる部分も多くなると思いますが、どんなことにも感謝や感動ができるよう、すべての過程や経緯、大変さを知ったうえで会社を経営していきたいと考えています」
――そんなに頑張れるモチベーションは何ですか?
「良い意味で家族と離れているからなのかも。“自分が楽しい”ということは一番大事なことだけど、その先にあるのが家族の喜ぶ姿です。ちょっと緊張するテレビのお仕事とかも、“この番組に出たら北海道の家族や親戚が喜ぶだろうな”と思ったらすごくモチベーションになるというか……自分の根源は家族かな。普段離れているからこそ、頑張っている姿を見て欲しいという思いが強いのかもしれません。モデルを始めて10年経った今でも親戚が私の出ている雑誌を必ず買ってスクラップをしてくれていたり、カバーになったものは数冊買ってくれたり……そういう姿を見ると、仕事への活力になります」
Vol.2へ続く――
Gina 2023-24 Winter
Photo_Ryuji Sue〈See〉 Styling_Yui Kato Hair&Make-up_Kyohei Sasamoto〈ilumini.〉 Model_emma
Cooperation_BACKGROUNDS FACTORY Edit&Text_Moe Ito ReEdit_Ayala Ono〈Gina〉