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[薬膳アドバイザー直伝]冷え性さんが知っておきたい「しょうが」の効果とパワーを引き出す食べ方


#グルメ#冷え対策

「手や足がいつも冷えている」「体が冷えてなかなか寝付けない」こうした悩みを抱えている女性は多いですよね。そんな冷え性さんにとってつらい冬の時期に欠かせない食材といえば“しょうが”! しょうがが体を温めてくれる食材なのはよく知られていますが、実は食べ方によって効果が変化するのです。

しょうがの効果とパワーを引き出す食べ方を、薬剤師で薬膳アドバイザーの山形ゆかり先生に教えてもらいました!

しょうがには冬に嬉しい効果がいっぱい♡

実はしょうがには体を温める以外にもたくさんの効果があるのです!

体を温める
しょうがの辛味成分であるショウガオールには、体の深部の熱を作り出す効果があります。ショウガオールとは、生のしょうがに含まれるジンゲロールの一部が加熱によって変化したものです。ショウガオールには以下のような効果があります。

・体を温める
・血行を良くする
・胃腸の消化・吸収を高める
・発汗作用

胃腸を直接刺激して血液を促し、体の奥から温めてくれます。

咳やのどの痛み・風邪予防
ジンゲロールには殺菌・免疫細胞活性化作用があり、風邪予防や免疫力アップに効果的だといわれています。鎮痛・抗炎症効果もあるのでのどの痛みも軽減してくれますよ。また、食欲増進効果により弱った胃腸が元気になるので、風邪のひき始めや体力が落ちているときにも有効です。

ほかにも以下のような効果があります。

・抗酸化作用
・発汗作用
・血流促進
・代謝促進

ジンゲロールは、免疫力を高めて血行を促進するので風邪の流行る時期は積極的に摂りましょう。

しょうがの効果は食べ方で変わる!

しょうがの効果を高める調理法を紹介しますので、ぜひ取り入れてみてくださいね。

体を温めたいときや、風邪のひき始めなどには加熱調理がオススメです。ただし、80℃前後の温度にならないと効果を発揮しないため、しっかり煮込んで食べましょう。1~2時間以上加熱するとさらに効果が高まります。鍋や味噌汁などに加えて食べるのもオススメですよ。

また、しょうがを乾燥させることで、ショウガオールとジンゲロールが増えます。十分に加熱して水分を飛ばしたしょうがは、生のしょうがよりも血行促進や抗酸化作用の効果が高くなります。乾燥しょうがは、料理やホットドリンクなどに手軽に加えられるので、活用の幅も広がります。

ただし、しょうがは胃腸内への刺激が強いので、食べ過ぎると腹痛や下痢、ガスだまりなどを起こすことがあるので注意が必要です。乾燥しょうがは、1日1~2gを目安に摂取してくださいね。

風邪の予防や発熱時、のどの痛みなどには生のしょうがが効果的です。お寿司のガリのような漬物、薬味などで食べましょう。

また、ジンゲロールは酸化しやすく、 空気に触れると減ってしまうため、食べる直前にすりおろすと効率よく摂取できます。30℃くらいまでの温度であれば解熱・殺菌効果をもつ成分が変化しないので、紅茶や白湯などにすりおろしたしょうがを入れて飲むのも手軽でオススメです。

ただし、生のしょうがを食べ過ぎると腹痛や下痢を起こすことがあるため、1日の摂取量は10gほどに留めましょう。

冬の冷えにはしょうがの入った漢方薬もオススメ

しょうがは、生のしょうがを指す生姜(しょうきょう)、加熱して乾燥させた乾姜(かんしょう)として、漢方薬の材料に使われています。漢方薬には、医薬品として「冷え」の症状に効果が認められているものもあり、内科の治療でも使われています。

また、生姜よりも乾姜の方が温める作用が強いとされています。そのため、冷え改善には、とくに乾姜を含む漢方薬がオススメです。

冬の冷えにオススメ! 乾姜を配合した漢方薬

・大建中湯(だいけんちゅうとう):おなかが冷えて、ガスがたまりやすい人の腹痛、腹部膨満感、腹部や手足の冷えに用いられます。

・苓姜朮甘湯(りょうきょうじゅつかんとう):腰から足にかけて冷えが強く、排尿の量や回数が多い人の腰痛、神経痛、夜尿症、腰の冷えに用いられます。

体の内側からやさしく働く漢方薬なら、毎日飲むだけで冷えの改善を目指せます。しかし、漢方薬は体質との相性によって効果が左右されたり、副作用が生じることもあります。初めて漢方薬を飲むときは専門家に相談し、体質に合ったものを選ぶことが大切です。

忙しい方にオススメなのがスマホ一つで相談から発送まで完結できる「あんしん漢方」です。漢方薬のプロがAIを活用し、あなたに合った漢方薬を処方してくれますよ。

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しょうがを上手に取り入れて寒さに負けない体を作り、冬を元気に過ごしましょう!

山形 ゆかり

あんしん漢方薬剤師
山形 ゆかり

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストラン等15社以上のメニュー開発にも携わる。

「健康は食から」をモットーに健康・美容情報を発信するMedical Health -メディヘルス-Youtubeチャンネルで簡単薬膳レシピ動画を公開するなど精力的に活動している。

症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=22z332f6gina0024

あんしん漢方薬剤師
山形 ゆかり

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストラン等15社以上のメニュー開発にも携わる。

「健康は食から」をモットーに健康・美容情報を発信するMedical Health -メディヘルス-Youtubeチャンネルで簡単薬膳レシピ動画を公開するなど精力的に活動している。

症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

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Gina編集部
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読者の皆様、関係者の皆様、この場を借りて編集部一同、心より御礼申し上げます。

Gina編集部 一同

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