人気ヘアメイクアップアーティストとして、雑誌や広告、ブランドビジュアルなど幅広いフィールドで活躍する佐川理佳さん。
‟シンプルなのに洒落て見える”。メイクはもちろん、ファッションや佇まい、そして身にまとう空気感まで、私達が求めているセンスの持ち主です。
本連載では、そんな佐川さんに愛用品や気になるコスメなど、ビューティにまつわる様々なトピックについてプロ目線で語っていただきます! vol.4は、自宅で簡単に作ることができる“チンキ(ハーブ抽出液)”のレシピをご紹介。
チンキは手軽にフィトテラピー(植物療法)を日常に取り入れられて、体を内側からケアできる優れもの。特にGina世代の女性の不調にもオススメということで、早速作り方や飲み方をチェックしていきましょう!
皆さん、お元気ですか?
急に暖かくなってきたと思ったら、雨が続いて寒くなったり、夜は風が冷たかったり、
そして花粉症に悩まされたり……。
春は気持ち良くて個人的に大好きな季節ですが、私たちが思っている以上に体に負担がかかっているそうです。
そんな話をヘアメイク中にもよく話していて、モデルさんにおすすめしてもらったハーブのお店「NeRoLi herb」に先日行ってきました。
カウンセリングをしていただき、今回は体質や不調の悩みなどにあわせてお茶とチンキ用に使う、ハーブを処方してもらうことに。
チンキよりもタンチュメールという呼び方のほうが、コスメキッチンなどでも既製品のお取り扱いがあるので、馴染みのある人も多いかも……?
私も市販のものは何度も購入したことがあったのですが、今回は初めて自分で漬けてみました!
ハーブを40度以上のアルコールに2週間〜1ヶ月ほど漬けることによって、お湯では抽出できない植物の油溶性成分と水溶性成分の両方を抽出することができるそうです。
用意するもの
・ハーブ 50g
・アルコール度数40度のウォッカ 750mL
・煮沸した保存瓶
保存瓶にハーブとウォッカを入れて、常温で2週間以上漬けます。
ハーブを濾して、朝晩10mLずつ食前に飲むのですが……、
私はお酒がそんなに得意じゃないので、飲みやすいシロップに加工する方法も教えていただきました。
シロップのレシピ
①2週間以上漬けてハーブを濾したチンキをお鍋に入れて、お水またはハーブティー(私は処方されたもの)を400mL加えて、強めの中火で火にかけます。
②沸騰し始めて、湯気が上がってきたらハチミツ300gを加えて5分以上煮立てたら火を止めて完成です。(私は試しにハチミツを70gだけにしてみました!)
③これ以上蒸発しないようにお鍋にフタをして、粗熱がとれたら保存瓶に入れて冷蔵保存します。
飲むとアルコールを飛ばしているけど体がポッと温かくなるような感覚で、ハチミツのやさしい甘みもあり、すごく飲みやすかったです。
友人たちが何人かアルコールのままトライして強めな刺激で挫折していたので、ぜひシロップも試して欲しいな!
ハーブティーと一緒にしばらく続けてみようと思います。
皆さんもどうぞご自愛くださいね!
佐川理佳
2013年に独立。クールでモダンな女性像を表現するヘアメイクを得意とし、雑誌・広告・ブランドビジュアルなど幅広いフィールドで活躍中。
2013年に独立。クールでモダンな女性像を表現するヘアメイクを得意とし、雑誌・広告・ブランドビジュアルなど幅広いフィールドで活躍中。