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[ENJOY ART, ENJOY FISHING.]チームGinaが行く、感性をアップデートする熱海short trip Vol.1


#ENJOY ART,ENJOY FISHING.#アート#スナック#旅行#熱海

東京から1時間程で行ける静岡県・熱海。Gina世代的には、“懐かしの温泉地”イメージが強いのではないでしょうか? ところが、ここ数年のレトロ&ノスタルジックブームを追い風に、お洒落なスポットも増え、現地の様子も様変わりしてきているのです。

そこで今回は「お洒落な旅行がしたい!」と息巻くGinaメンバーで、熱海へのショートトリップを計画。「今、アートがアツい!」と話題の注目スポットから、Gina読者にぴったりな感度高めのセレクトショップやカフェ、熱海らしい昭和レトロなスナックを巡ります。

2日目はサウナ・キャンプに続くネクストブームとして注目を集めている“釣り”も体験してきちゃいました!

左から星子莉奈、光安友香莉さん、佐山みきさん

メンバーはGina STYLE MEMBERS兼ライターの私、星子莉奈とGinaでも活躍中の人気スタイリスト・佐山みきさん、今回の旅で釣りを教えてくれる光安友香莉さんの3名。

1日目は、2023年11⽉18⽇(⼟)〜2023年12⽉17⽇(⽇)の期間に開催される、熱海の街一帯が会場となる大規模なアートイベント「ATAMI ART GRANT」の展示スポットをメインに巡っていきます。

今年の「ATAMI ART GRANT」のテーマは「巡-Voyage ATAMI」。総勢50組のアーティストが参加し、熱海市内の様々なスポットで展示が行われます。


忙しない日常からエスケープして、心の赴くまま旅をしたい気分。さらには感性をアップデートできるようなお洒落スポットも押さえておきたい! そんなあなたにぴったりのトリップ情報を盛りだくさんでお届けします♡

熱海のニュー・ホットスポット「グッドアンテナショップ 熱海分福」

まず最初にやってきたのは、ピンクの外観が目印のセレクトショップ兼アートギャラリー「グッドアンテナショップ 熱海分福」。

今年3月にオープンしたばかりという店内には、熱海・伊豆近郊を拠点に活動しているクリエイターが制作したアイテムやオリジナルアイテムが壁一面にずらりと並びます。

一輪挿しやアクセサリーなど私たちのツボをグッと押さえてくるアイテムに「カワイイ♡」の嵐! 旅のスタート早々に、ここでしか出合えない逸品をゲット♡

熱海貫一ホテルの自家源泉水と西伊豆の良質な自然塩を調合して作ったというMade in 静岡のバスソルト。保温・保湿効果が高く、リラックスタイムをサポートしてくれます。お土産はもちろんプチギフトにもオススメ。

手ぬぐい各¥2,200

クリエイターに熱海をイメージして描いてもらったという4種のオリジナルイラスト入り手ぬぐいは、旅の思い出とともに持ち帰りたい一枚。温泉やサウナに連れて行って自慢したい〜!!

ギャラリーでは常に展示会を開催しており、「ATAMI ART GRANT」期間中も会場として作品が展示されます。

取材時は壁画アーティストの鈴村敦夫さんの個展『Atsuo SUZUMURA Solo Exhibition 色彩の収穫祭』が開催。

壁画、フレスコ、陶壁など、りんごが主役の目を奪われるアートが飾られています。一点一点色合いが異なる陶器のりんごはそれぞれが美しい表情を持ち合わせていて、ずっと眺めていたくなるような美しさに思わずうっとり。

11月18日(土)~12月17日(日)の期間はATAMI ART GRANTの展示として、内田猿、OJIYU(オジユ)、KAC、GANDHI、せきやゆりえ、norahi、三好愛、山崎由紀子の8名によるグループ展が開催されます。8名のクリエイターそれぞれがスケートボードという同じモチーフで描いたグラフィカルかつ個性的な作品をお楽しみに!

店内のカウンターでは、オリジナルのフレーバーティーを中心に、コーヒーやクラフトビール、ナチュラルワインなどを楽しめます。海の近くという絶好のロケーションなのでテイクアウトして海沿いをお散歩なんて楽しみ方もアリ♡

INFORMATION

グッドアンテナショップ 熱海分福
住所:静岡県熱海市渚町11-13
定休日:火・水曜日
営業時間:11:00〜17:00 *金・土曜日は11:00〜18:00


熱海で獲れた新鮮なお魚が楽しめる「干物と日本酒の店 yoshi‐魚‐tei」

お次は、熱海分福から歩いてすぐの場所にある「干物と日本酒の店 yoshi‐魚‐tei」でランチ休憩!

こちらは、「ハイパー干物クリエイター」として有名な藤間義孝氏が手掛ける熱海市網代の「干物屋ふじま」直営店。自家製の魚の天日干しと新鮮なお刺身を目当てに地元民や観光客で賑わいます。

まずはお目当ての干物定食から。身がしっかりと詰まった干物は旨味がぎゅっと凝縮していて感激。噛むたびに旨味が口の中に広がり、ご飯が進む、進む! 日本酒とも相性抜群で昼からお酒も進む、進む!(笑)

熱海らしく海鮮もいただきます! ネギトロがどどーんと鎮座している豪華な丼や脂の乗った分厚いお刺身が堪能できる定食をぺろりと完食♡

開放的な店内でひと休みしたら次のスポットへ。見どころたくさんの熱海は駆け足でまわらねば!

INFORMATION

干物と日本酒の店 yoshi‐魚‐tei
住所:静岡県熱海市渚町13-11
営業時間:ランチ 11:30~15:00 (L.O.14:00)/ディナー 17:00~21:00 (L.O.19:30)
定休日:月・第3日曜日

自然と一体化するアートを楽しむ「ACAO FOREST」

次に足を運んだのは「ATAMI ART GRANT」の作品が数多く展示される「ACAO FOREST」。

[右]©️ATAMI ART GRANT 2023, Artwork by Shu Yonezawa ,《笑い、泣き》
[左]©️ATAMI ART GRANT 2023, Artwork by Shoei Matsuda ,《The Laughing Man Edition (Crystal)》

まずは展示会場の一つでもある「ACAO FOREST」内の「NOT A GALLERY」で開催中の松田将英氏と米澤柊氏の展覧会「NOT A GALLERY BUT AN IRONY」へ。

©️ATAMI ART GRANT 2023, Artwork by Shoei Matsuda ,《#marcelduchamp (#portrait series)》

ソーシャルメディアで活動を開始し、匿名アーティストとして話題になった現代アーティスト松田将英氏。著名なアーティストのハッシュタグが刻まれたキャンバスのシリーズ『Portrait』はハッシュタグの投稿数で価格が決まるという今までにないスタイルでリリースし、全作品一週間で完売したのだとか。

アートの価値がソーシャルメディアによって決められるという今の時代背景を投影した作品は、現代を生きる私たちが一体何に価値を見出しているのかを改めて考えさせられるきっかけになりますね。

©️ATAMI ART GRANT 2023, Artwork by Shu Yonezawa ,《Swimming angel》

東京出身のアーティストでありアニメーターとして活動している米澤柊氏は、デジタルアニメーションにおけるキャラクターの身体性と、現実空間の生き物が持っている心の身体性と感情を表現。またそれらアニメーションが生きる空間の空気をアートを通して表現しています。

インクジェットプリント作品の『泳いでる天使』は、海の写真の上にアニメーションがのせられている米澤氏の個性が主張された作品。何にも囚われることがない自由を感じる不思議な世界観の一枚に釘付けに。

©️ATAMI ART GRANT 2023, Artwork by Shoei Matsuda ,《#powerspot》

「ACAO FOREST」では屋外にも松田将英氏の作品を発見。『#powerspot』は、ハッシュタグをつけてアップされることで作品の価値が高まるのかという実験用として設置された世にも珍しいアート作品です。

その他にも広大な敷地内には自然と一体化したにアート作品が点在しています。

©️ATAMI ART GRANT 2023, Artwork by vug ,《gardman》

ドローイングを軸にコラージュやライブペインティングなど幅広い作品を制作するアーティストvug氏の作品にも注目! グラフィティ・アートのようなペイントが描かれたガードマンボックスはなんと中に入れるんです。

BOXの中にはオリジナルのコーチジャケットが用意されていて、ガードマンになりきっての写真撮影もできちゃいます。

©️ATAMI ART GRANT 2023, Artwork by vug ,《untitled》

コーチジャケットには、よく見るとvug氏本人がミシンで施したという刺繍が♡

©️ATAMI ART GRANT 2023, Artwork by vug ,《kanbin》
©️ATAMI ART GRANT 2023, Artwork by vug ,《untitled》

こんなところにも隠れアートが! 会場内の至る所に作品が潜んでいるのでじっくり探索。

エネルギッシュで美しい植物に囲まれながら広大な海も眺めることができる「ACAO FOREST」は、熱海の注目スポットの一つ。「ATAMI ART GRANT」期間中は散策しながら点在するアートを楽しんでみて!

INFORMATION

ACAO FOREST
住所:静岡県熱海市上多賀1027-8
休業日:無休
営業時間:9:00~17:00 *最終入園16:00

NOT A GALLERY
住所:静岡県熱海市熱海1993-261
休業日:土・日曜日・祝日 *予約制
営業時間:10:00 ~17:00


「薬膳喫茶gekiyaku」で薬膳ベースの身体に優しいドリンクとお粥に癒される

住宅街に溶け込む、民家風カフェ「薬膳喫茶gekiyaku」。“gekiyaku”の名の通り、ちょびっとクレイジー(?)な世界観のInstagramアカウント(@gekiyaku.jp)にドキドキしながらやってきました。

お洒落な店内では、薬膳の資格を持ったオーナーが提供してくれる薬膳茶や薬膳ソーダなど、なかなかお目にかかれない珍しいドリンクや本格的な中華粥が楽しめます。

鶏ガラのお出汁が染みるお粥は500円と良心的な価格で、テイクアウトも可能。地元のリピーターさんも多いのだとか!

北風(ペイフウ)というプーアル茶をベースに菊花、なつめ、クコの実、龍眼、白きくらげ、サンザシの入った薬膳茶。薬膳の香りがふわりと香り、ほんのり甘さのあるお茶が身体に沁みわたります。

ポットに残った白きくらげをパクリ。コリっとした食感がたまりません!

シナモン、カルダモン、クローブを梅ベースで仕上げた薬膳ソーダは爽快感抜群! 梅と薬草のバランスが絶妙で、初めての味わいを楽しめること間違いなし。ちなみに、甘党にはラッテという杏仁ベースの甘いラテもオススメです。

こちらも「ATAMI ART GRANT」の会場のひとつ。会期中はアート作品が飾られた空間で優雅なティータイムを満喫しちゃいましょう!

INFORMATION

薬膳喫茶gekiyaku
住所:静岡県熱海市西山町32-25
営業日:金・土・日曜日
営業時間:11:00~17:00


ローカル&ディープな熱海を覗きに「スナックあた美」へ

1日の締めくくりには昭和レトロに浸れるディープスポットでお酒を楽しみながら思い出づくり。

目印の看板「スナック博多」は「スナックあた美」の前にあった伝説のお店の名残だそう。

熱海銀座の路地裏にひっそりと佇む「スナックあた美」は、赤い髪がトレードマークの朱美ママが笑顔で迎え入れてくれるアットホームなお店。“NO カラオケ、NO 喫煙”なので、初心者や女性にもハードルが低くてありがたい。

朱美ママのファッショナブルな着物の着こなしにも注目です!

元々東京で働いていたという朱美ママは、昔からよく足を運んでいたという熱海に数年前に移住。映像制作を生業にしているという旦那さんの事務所を探しているときに「スナック兼事務所にしたら面白いかも」という思いつきでスナックを開店したのだとか。

旦那さんの影響で店内にはゴジラのおもちゃやオリジナルグッズがインテリアのごとく散りばめられています。

朱美ママにオススメを聞いて、それぞれ紫蘇ソーダとレモンサワー、ジントニックをオーダー。

さっそく熱海の夜に乾杯! 熱海をぐるりと巡った一日を振り返りながらお酒とお喋りを楽しみます。

3人とも絶賛していたのが沼津のクラフトジン・LAZY MASTERのナッティストロベリーが使われたジントニック。静岡ならではの珍しいジンが使われた、華やかでほんのり甘いジントニックは旅の思い出に華を添えてくれます。

普段は常連客で賑わうという店内は、一人旅で訪れた女性が、常連さんに交じって盛り上がっている光景も珍しくないんだとか。 地元住民の方とディープな熱海ナイトを満喫してみては?

INFORMATION

スナックあた美
住所: 静岡県熱海市銀座町7-3
営業日:金・土曜日(それ以外の曜日も不定期で営業)
営業時間:19:00 〜 24:00

アートに浸り、定番から異国情緒溢れるフードを楽しみ、タイムスリップ気分も味わえるスナックで締めくくるという、アップデートされた熱海を満喫した1日。Vol.2では宿泊した宿をご紹介します。お楽しみに!


Rina Hoshiko ニット¥14,300 パンツ¥14,300/ともにアングリッド その他/すべて私物
Yukari Mitsuyasu ニット¥13,200 デニム¥15,400/ともにアングリッド その他/すべて私物
Miki Sayama すべて私物

アングリッド ☎03-5447-6531

Photo_Koya Yaeshiro〈affect〉 Styling_Miki Sayama〈LOVABLE〉 Text_Rina Hoshiko Edit_Ayaka Ono〈Gina〉

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Gina編集部
  • Gina編集部から読者の皆様へ大切なお知らせ

いつもご愛読ありがとうございます。
弊社は長く皆様にご支援いただきましたファッションウェブサイト『Gina Web』を、2024年12月27日(金)をもって、全コンテンツの配信を終了し、閉鎖することといたしました。

2011年に雑誌『Gina』第一号を発行してから13年間、格別のご支援、ご協力をいただきまして誠にありがとうございました。

読者の皆様、関係者の皆様、この場を借りて編集部一同、心より御礼申し上げます。

Gina編集部 一同

[本件に関するお問い合わせ先]
general-info@bunyusha-p.com
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