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【約5割の女性に経験あり!】生理前のイライラを落ち着かせる3つのTips


#PMS#生理

「生理前になるとパートナーや家族に強くあたってしまう」「いつもは気にならないことに無性にイライラする」このように、生理前にどうしようもなくイライラしてしまうことってありませんか? 

一時的なホルモンバランスの乱れのせいだとわかっていても、感情のコントロールができないのはつらいですよね……。そこで今回は、登録販売者の円山真由佳さんに、生理前のイライラを鎮める方法について紹介してもらいます!

生理前の激しいイライラ……これって私だけ? 

実は、生理前のイライラは多くの女性が感じています。株式会社シーオーメディカルが全国の28歳の女性300人を対象にした「28歳女性の生理」に関する調査では、生理前に感じる症状として、イライラや気分の落ち込みをあげた人は48.8%にのぼるというアンケート結果に! 

しかも、イライラ症状は、下腹部痛の次に多い第2位にランクインしています。この生理前のイライラは、女性ホルモンである「エストロゲン」と「プロゲステロン」のバランスが変動し、脳内のホルモンや神経伝達物質に影響することが原因のひとつです。

また、生理前のイライラは、ストレスや疲労、生活習慣の乱れがあると、より悪化しやすくなります。悩んでいる方は、ガマンせずに対策をとることで症状を緩和できるかもしれません! 

生理前の心を整えるTips

ここからは、生理前のイライラを鎮める具体的な対策方法を3つご紹介します。

1.食べものを変える

「ビタミンB6」「カルシウム」「マグネシウム」が不足していると、イライラがひどくなる傾向にあります。

ビタミンB6の含有量が多いのは、レバーや豚肉、まぐろです。カルシウムは乳製品や小魚、マグネシウムは魚介類や大豆製品に多く含まれています。生理前にイライラしやすい方は、これらの食材を意識して食べましょう! 

また、エストロゲンと似た働きをする「大豆イソフラボン」や、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの合成に欠かせない「トリプトファン」の摂取もオススメ。大豆イソフラボンやトリプトファンは、納豆や豆腐などの大豆製品に多く含まれています。

逆に、アルコールやカフェイン、冷たい飲みものは、脳を巡る血行を悪くして、イライラの悪化につながります。生理前は、白湯やノンカフェインのハーブティーなどを選ぶようにしましょう。

2.アロマテラピーをする

自然療法のひとつであるアロマテラピーは、植物から抽出したアロマオイル(精油・エッセンシャルオイル)の香りや成分を使い、脳や体に働きかけてイライラを鎮めます。

アロマディフューザーやスプレーで空間に香らせたり、バスソルトや植物油で希釈してアロマバスにしたり、植物油で1〜2%程度に希釈して体のマッサージに使ったりするのが、アロマテラピーの基本的な方法です。

生理前のイライラには、以下の3つの精油がオススメです!

ラベンダー:副交感神経を優位にし、ストレスで緊張した心と体をリラックスさせます。就寝前に体をマッサージしたり寝室に香らせたりして、夜のリラックスタイムに取り入れましょう。

イランイラン:イランイランに含まれている「β-カリオフィレン」がエストロゲンの分泌をサポートし、ホルモンバランスの乱れによるイライラを緩和させるといわれています。アロマバスが向いていますが、香りが強いので十分に希釈し、かすかに香りが感じられる程度がGOODです。

クラリセージ:ホルモンバランスを整えるのに役立つといわれています。ハンカチやリネン類にスプレーして、香りを嗅ぐのがオススメ。体のマッサージに使うのもいいでしょう。

アロマテラピーに使うアロマオイルは、植物から抽出された天然成分100%のものを選ぶのがポイントです。「アロマオイル」と表示されている製品のなかには、人工的に香りを作っていたりアルコールで薄めていたりする場合があります。購入時には、必ず成分を確認してくださいね。(※1)

3.自分の状態を周囲に伝える

生理前のイライラでパートナーや家族にあたってしまう人は、思い切って自分の状態を周囲に伝えましょう!  「イライラしてしまう」「いつも通りに生活できない」などの生理前の自分の状態や、「1人になりたいから、そっとしておいてほしい」「家事をしてほしい」など具体的な要望を伝えると、自分や周囲の人の負担を減らすことにつながります。

口でうまく伝えられないときは、生理前のサインやシグナルを事前に決めておいたり、パートナーと共有できる生理アプリを使ったりするといいですよ。

生理前のイライラには「漢方薬」もオススメ! 

生理前のイライラには、実は漢方薬が活用できるのをご存知ですか? 漢方薬は医薬品として、神経のたかぶりやイライラへの効果が認められています。

生理前のイライラの原因は、ホルモンバランスの乱れやストレス、過労、血流不足などが考えられます。

対策するには

・ホルモンバランスの乱れを改善する
・自律神経のバランスを整える
・イライラを鎮める
・消化・吸収機能を改善して体の内側から心を元気にする
・血流をよくして自律神経の乱れを改善する

などの生薬を含む漢方薬を選び、根本改善を目指します。

漢方薬は、生理前のイライラだけでなく、月経痛や月経不順などの不調に同時にアプローチできるのもメリットです。

<生理前のイライラにオススメの漢方薬>

・加味逍遙散(かみしょうようさん):のぼせ感があり、疲れやすい方にオススメです。女性ホルモンの乱れを整えることで、気分の落ち込みやイライラなどの改善に働きかけます。(※2)

・抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ):体力が低下している方にオススメです。カッとなりやすい、イライラしやすいなどの興奮を抑え、精神の安定に働きかけます。(※3)

漢方薬の効果を引き出すには、体質との相性がとても重要! 体質に合っていない場合、思わぬ副作用が出ることも……。漢方薬を始めるときは、専門家に相談して自分に合うものを選んでもらいましょう。

「病院や薬局に行く時間がない……」という方には、「あんしん漢方」のようなオンライン漢方相談サービスが手軽で便利です。スマホで相談〜購入まで完結し、漢方薬はお手頃価格で自宅まで届く手軽さが魅力です。

あんしん漢方:https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=22z332f6gina0009


生理前のイライラは、セルフケアや周りの人の力を借りて対策してみましょう。「毎月、イライラするのはもうイヤ!」という方は、漢方薬の力を借り、イライラに悩まされない体質を目指すのもオススメです。自分に合う方法で生理前のイライラを鎮めて、穏やかに過ごしましょう! 

(※1)公益社団法人 日本アロマ環境協会(AEAJ)「アロマを楽しむ」https://www.aromakankyo.or.jp/basics/

(※2)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ加味逍遙散エキス顆粒(医療用)」
https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=8230

(※3)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒(医療用)」
https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=9587

円山 真由佳

あんしん漢方 ライター
円山 真由佳(えんやま まゆか)

医薬品登録販売者。ドラッグストアでの医薬品・化粧品販売を経て、市販薬の使い分け方を広めるべく執筆・情報発信を行う。美容薬学・アロマテラピーの資格を保持し、インナーケアや女性の不調ケアにも精通している。

表面的な悩みの奥にある潜在的な悩みをくみとり、対症療法ではなく根本改善を目的としたアドバイスを得意とする。

症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。

●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=22z332f6gina0012

あんしん漢方 ライター
円山 真由佳(えんやま まゆか)

医薬品登録販売者。ドラッグストアでの医薬品・化粧品販売を経て、市販薬の使い分け方を広めるべく執筆・情報発信を行う。美容薬学・アロマテラピーの資格を保持し、インナーケアや女性の不調ケアにも精通している。

表面的な悩みの奥にある潜在的な悩みをくみとり、対症療法ではなく根本改善を目的としたアドバイスを得意とする。

症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。

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Gina編集部 一同

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