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2023.3.27

【“アラサークライシス”に効くヒント】30代からの留学は遅すぎる?35歳のNYU進学レポ 前編


#NY#留学

“アラサークライシス”って聞いたことがありますか? 人生の4分の1を過ぎる頃に訪れる、将来へのどうしようもない不安や焦りなどの心理的危機を指す言葉なのだとか。これは、ちょうど20代後半から30代はじめのアラサー世代が陥りやすいと言われています。

特に意欲が高い人はこの現象に陥りやすいらしく、仕事に遊びにと、日々全力投球しているGina界隈のaround30女子で悩んでいる人も多いようで……。抜け出すには、年齢が近い人と話したり、他人と比べることをやめたり、理想の人物を見つけることが近道なんだそう。そこでGina Webでは、このどうしようもない悩みに対するヒントになるような企画を立てることに!

今回は、35歳にしてニューヨーク留学をスタートさせた、ライターのYuikomoreさんにインタビュー! 「Age is just a number」を体現し、保守的になりがちな30代でも尚新しいことに挑戦し学び続ける理由、そして具体的にどんなロードマップで留学を実現させたのか、詳しく教えてもらいました。

この記事をクリックしたあなたは、もしかしたら将来に漠然とした不安があったり、人生このままで良いのか……、と焦りを感じている人もいるかもしれません。もしそうならぜひ最後まで読んでみて。悩み多き20代、30代を輝く先輩から、人生の前向きなヒントをゲットしましょう!



「私の居場所はここにある。だから絶対に帰ってくる」

エンパイアステートビル

―――20代のときに一度短期留学を経験し、数年日本で過ごして35歳になってから再度留学されたんですよね? ニューヨークを選んだ理由はなんだったんでしょうか?

28歳のとき、司法試験の受験に疲れた私は結果が出るまでの3ヶ月、ニューヨークに語学留学をしました。ニューヨークに特に憧れがあったわけではなく、ただ日本と異なる環境に身を置きたくて、行ってみたんです。実際に訪れると、人生の中で最も良い経験となりました。何故ならニューヨークにいる間、人生で初めて自分の居場所を見つけたような気がしたから。だからこそ、そのときに決めました。絶対にニューヨークに帰ってくると。日本に帰ってからも、友人に「私はニューヨークに帰りたい」というと、「ニューヨークに帰るじゃなくて、行くでしょ?(笑)」と訂正されたことが何度かありました。でも私の中では、「行く」ではなく「帰る」という感覚だったんです。

「NYに行くなら語学を勉強するだけではもったいない!」

ワシントンスクエアパーク。周辺にNYUのビルディングが並びます

―――2度目の留学では語学留学ではなく、現地の大学院への進学ですよね? しかも、かの有名なNYU(ニューヨーク大学)……! 凄すぎます。NYUに決めた理由はなんだったんですか?

1度目の滞在中に友人に連れられて見学したNYUは、自分の中でアメリカの大学のイメージの1つになりました。でも実際は何の前情報もなく、“ただ有名な大学”という印象が本音です(笑)。日本に帰ってから、何を勉強しようかと考えていたとき、頭の中に思い浮かんだのはジェンダーでした。2018年、当時世界的に#MeToo運動が広がりを見せた中、日本でも告発の動きはあったのにも関わらず、世界と比べると広がりは遅く、規模も小さいことに絶望感を抱きました。賃金格差もあり、ジェンダーギャップも大きい国なのに、フェミニズムは広がらない。このままではいけない、私ももっと勉強しないといけないと考えたのがきっかけです。Google検索で、「Gender Studies New York」で調べた結果、私の候補に上がったのは、NYUのProfessional Studiesでした。Global Affairsという学部で国際関係におけるジェンダー学を学ぶことが一番自分の関心に合うと思い、NYUへの留学を決断しました。

「推薦書は2通必要。卒業から10年、推薦書を書いてもらえるのか…」

―――実際に留学するまでのロードマップはどのような感じだったのでしょうか? 入学試験や手続きが想像もつかないくらい大変そうなイメージです。

留学の準備を始めたのは、入試の約1年ほど前からです。英語の勉強を始め、IELTSやTOEFLの試験を受けるようになりました。同時に、大学の卒業証明書や成績表などの必要な書類を少しずつ集め始めました。書類集めの中で一番大変だったのは、推薦書です。私の場合は大学を卒業して、日本のロースクールに入りましたが、それでも卒業して7年が経過していました。そんな中で、「推薦書を書いてください」と誰に言えば良いのか本当に迷いました。しかもアメリカの大学院の入試では、推薦書は2通必要です。私は大学時代のゼミの教授と交流が続いていたことから、一通目をお願いするのはそれほど難しくありませんでしたが、ロースクールの先生とは繋がりがなかったので、連絡先を見つけて返事をもらうまでが一苦労……。奇跡的に一人の教授と繋がりを見つけ、推薦書を書いてもらえることになりましたが、本当にラッキーだったと思います。

もう一つ大変だったのは、資金集めです。アメリカの大学院、特にニューヨークにあるNYUやコロンビア大学の学費は高く、自分の貯金だけでは賄えませんでした。奨学金を見つけて、応募して、書類などの手続きを全てクリアしていくのは骨の折れる作業。大学院に合格したら次はビザの手続きに入らなければならず、これも書類集めに追われる日々で大変でした。


留学を決意し、書類集めに資金集めと準備に奔走したYuikomoreさん。インタビュー後半では学校生活や勉強量、そして学業と仕事の両立など、皆が知りたいであろう“実際のところ”を教えてもらいました。

後編をcheck!

Yuikomore

大阪出身。法務博士、フリーライター。 関西の大学院を卒業後、法律&ファッション記事を中心に執筆。 海外旅行が趣味。NYUの大学院にてグローバルジェンダースタディーズを勉強中。

大阪出身。法務博士、フリーライター。 関西の大学院を卒業後、法律&ファッション記事を中心に執筆。 海外旅行が趣味。NYUの大学院にてグローバルジェンダースタディーズを勉強中。

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Gina編集部
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